Interieur2012：殆どのフェスティバルでは、スタッフはロゴ入りTシャツを身に付けているが、ベルギーのコルトレイクで開かれているインテリア・デザイン・ビエンナーレのスタッフは、ノルウェー人デザイナーのダミアン・フレデリクセン・レイヴンが手掛けた制服を着ている。このイベントのロゴにヒントを得たデザインだ。
上記2点の写真撮影：Koen Vernimmen
キュレーターのLowie VermeerschがDezeenの編集長マーカス・フェアーズに語ったように、Interieurのスタッフ・ユニフォームは、このイベントは他のデザインイベントよりももっとステキなデザインにするべきだというアイディアを広げたものだ。インタビューの全内容はこちらからご覧いただけます。
「幾何学的で角ばったインテリア・ビエンナーレのロゴは、すごく想像力を掻き立てるものだと僕は思いました。 」とレイヴンはDezeenに語った。「街を流れる川からこのロゴが生まれたことがとても気に入っているので、私はデザインにそれを取り入れたいと思ったのです。」
ロゴはチュニックの着物のような袖に組み込まれ、肩から首のラインにかけて伸びている。
「制服だからといってファッション性を犠牲にしないことが私にとって非常に重要でした。しかし同時に、男性らし過ぎず、女性らし過ぎないユニセックスな物にすることも重要だったのです。」とレイヴンは説明する。
チュニックの胸の部分には白いスペーサーネオプレン素材が使われ、グラデーションの三角形の模様が印刷されている。この素材は通気性が良く、一般的にはオートクチュールの服や下着に使用されているものだ。
服の前面にある首のラインと物入れポケットの部分には、メタリックポリウレタンが使用されている。
スカートとショートパンツは黒のジャージ素材で作られており、素材はすべて「よりモダンで、若々しい雰囲気になるように」するため未加工カットが施されているとレイヴンは語る。制服は、不透明な黒タイツと英国の靴メーカーであるアンダーグラウンド社のWulfrunのブラック・スエード素材のシングルソールの靴を履いて完成だ。
レイヴンは、Interieurとフランダース・ファッション・インスティテュートのコラボ企画“Dress a Host(ess)! (ホスト／ホステスに服を着せよう！)”という名の制服デザインコンペを勝ち抜いた。
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