フランスの写真家、Laurent Chéhèreにより作られたイメージは、パリの住宅が空を凧のようにただよっている夢のようなものです。
「このようの空飛ぶ家はパリの有名な地区でありメニルモンタンとベルヴィルにおいて旅をすることが結実したことです。」とLaurent ChéhèreはDezeenに言って、どのようにして実際の建物の写真を操作して「古いパリの詩的風景」に刺激を受けた不可能なイメージを作り上げたのか説明しました。
通常よく見かけるような住宅に見える建物もある一方、巨大な窓や不安定な壁という見かけない特徴を持っている住宅もあります。
「物語を伝えるのに必要であれば、現実的で、比喩的で、象徴的で、架空のものを使っています。」とアーティストは述べています。
あるイメージではサーカスのテントで、棒をジャグリングし、下の開けている場所からボールが落ちており(写真上)、他のイメージでは旅行団が空を滑空しています。(写真下)
火事になっている住宅はワンショットだけですが(写真下)、他の住宅には生活のしるしを垣間見ることができます。煙突から煙がうねり出ていたり、窓の外に足が垂れ下がっているたりしています。
「このような悲しい住宅を、匿名にしないため、真実でも空想でも、この話を伝える助けになるよう試みました」とChéhèreは述べています。
このイメージはパリにあるGalerie Paris-Beijingで12月8日まで展示されています。
Dezeenでの写真に加工を施した作品についてはこちらをご覧ください。建物がバラバラになっているイメージも含まれています。
写真に関するDezeenの記事はこちらをご覧ください。
展示に関するGalerie Paris-Beijing:からの詳細な情報は以下のとおりです:
LAURENT CHÉHÈRE
空飛ぶ家
Galerie Paris-Beijingはフランスの写真家、Laurent Chéhèreの作品を展示することができ、大変喜ばしく思っております。
昔からある写真とデジタル操作を使い、彼の超現実的なシリーズであるFlying Housesは建築を新たな段階へと高めています。アーティストは様々な住宅構造を近隣の背景から取り出しています。狭まっている街並みから解放し、住宅は凧のように雲の中に浮かんでいます。
アルベール・ラモリスの短編映画「赤い風船」による古のパリの詩的な風景に刺激を受けて、Laurent Chéhèreはベルヴィルとメニルモンタンの近郊地を散策し、典型的で「つまらない」住宅に目をやりました。
旅の途中で、まるで細い糸に風船がつながっているように、枠の中につなぎとめているように雲の上を動いているところをとらえ、このような古い大建築物は地上高く滑空し、今まで見えなかった美しさを現します。
空飛ぶ家の中には物干し用ロープや植木鉢で飾っています。一方、他の家は燃え上がっている火から遠く離れ、看板や会社を運んでいます。…総てが第二の人生を見つけ、ずっといた街から離れ、空に向かっているようです。
Laurent ChéhèreのFlying Housesは真の旅への招待と、世界の儚さを象徴しています。私たちを夢のような世界に浸ることができ、世界が喜びとユーモアにあふれるようにすることができます。
Laurent Chéhère(パリ、1972)は受賞暦があり、想像的な広告者で、飽きることなく旅行をしています。上海からバルパライソ、ラパスからラサ、バマコからボゴタと旅行し、想像力を取り入れて、私たちに彼の世界観を与えてくれます。
彼は市や郊外、国々を巡るのが好きなのです。報道から概念をイメージにした総ての分野の写真を巡るのが好きなのと同じです。Laurent ChéhèreはFlying Housesシリーズをファッションとデザインの街であるドック・アン・セーヌで2012年6月に公開し、ここでPrix Specialを受賞しました。このシリーズは中国で2012年、中国の平遥国際写真フェスティバルに展示することになっています。
2012年10月25日木曜日から、12月8日土曜日まで
Galerie Paris-Beijing
54、Vertbois通り
75003 パリ