オランダのスタジオ、MVRDVが提案しているのはジャカルタのための400メートルの蜃気楼で、建物が10個ほど山のようになって見えます。
MVRDVと同時にアメリカの建築事務所JerdeとエンジニアのArupがデザインしたのは88階の「垂直都市」です。インドネシア南東にある場所の住宅開発業者の入札の一部としてデザインしました。
この建築が説明しているのは、下にある商業スペースから上昇してきた、ねじれた4棟の塔からなるということです。この建物の中にはアパートやホテル、事務所や店舗、映画館、モスク、外のエレベーターから入場できる回転式の円形競技場があります。
「Peruri 88は垂直なジャカルタです。新しく、より密度が高く、社会的で、緑がある小さな街を表しています。現代の象徴としてのジャカルタの開発に対する記念碑であり、文字通り私たちの街の素材から上昇してきました。」とMVRDVの共同創立者のヴィニー・マースは述べました。
庭園やスイミングプール、テラスが層になった屋上を覆っています。建築家はこの場所を地元の草木でいっぱいのジャングルだと考えています。「商業スペースと公共スペースに対する私たちのインスピレーションはジャワの自然な状態となっています。草木が生い茂ったジャングルと広大な海に囲まれた石なのです。」Jerdeのデザイン監督であるDavid Rogersはこのように述べました。
落札した場合、すぐに建設が始まります。
今年はまた、MVRDVはガラスのピラミッドの中にある図書館とQRコードで覆われた建物です。
MVRDVについてのDezeenの記事はこちらをご覧ください。
インドネシアについてのDezeenの記事はこちらをご覧ください。
完成予想図作成:RSI-Studio
MVRDVからの追加情報は以下のとおりです:
Peruri88はMVRDVとJerde、Arupが発表したインドネシア、ジャカルタにおける緑を加えた36万平方メートルのプロジェクトです。
国際チームの構成はMVRDV(デザイン総括)、The Jerde Partnership(商業スペース)、ARUPと開発業者のWijaya Karya –Benhil不動産が共同でPeruri88を作成しました。ジャカルタにとって新しいランドマークの象徴となるものです。Peruri88は一つの建物の中に垂直状の都市となります。ジャカルタが緻密化のためにより多くの緑が必要である必要性についても兼ねています。高さ400メートルで小売店、事務所、住宅、高級ホテル、4階建ての駐車場、ウエディングハウス、モスク、アイマックスシアター、円形競技場があります。このチームはジャカルタJl. Palatehan 4における有名な場所の開発における競争入札の一部として、市とPeruriの所有者に発表した計画です。
Peruri88はジャカルタで緑が必要としていること、より高い密度が必要であることを兼ね備えている一方、現在ある都市構造に沿っていることを尊重しています。Peruriの所有であるこの場所はジャカルタJl. Palatehan 4にあり、かつては造幣局として使われていました。造幣局は現在、これから地下鉄駅が建つ場所の隣にあります。
いろいろな使用目的があるプロジェクトは様々な事務所と住居の類型がそろっています。大きな事務所の敷地から住宅や働く場所まで、ロフトからタウンハウスまで、テラスのある住宅から中庭のあるリビングまであります。それぞれの区分けが積み重ねられており、半公共の屋上にある公園、豊富にある庭園、遊び場、スパ、ジム、屋外レストラン、スイミングプールがあり、この場所に住んでいる人や働いている人が利用できます。デッキにある木々は木陰をもたらし、公園が高いところにあるので涼しい風が吹きます。高層ビルの44階から86階は高級ホテルとなっており、公園やスイミングプール、マリッジハウスのあるプラットフォームから昇っていきます。ホテルの最上階では絶景が楽しめるレストランがあり、プラットフォーム全体が88階から眺めることができます。
商業スペースは地下2階から7階まであり、Jerde PartnershipがMVRDVと一緒にデザインしたものです。最も特徴的なのは中央プラザで、積み重なった中層建築に守られており、たくさんの屋外レストランや日陰、自然の空調装置を与えています。エスカレーターはショッピングや小売店や中層にある公園につながっています。
Peruri 88 商業センターが市の歴史的な島を現しているところは、建築物が水と公共の街を行き来する景色を反射する一方、低いところにあるガーデンプラザと一体化しています。
この建物には主要となる箇所が5つあり、外観よりも複雑にできているわけではありません。従来の方法で建設した4つの塔が昇り、その間に橋渡しのフロアが建っています。Arupは規則や予算を満足するために、この建物の開発と説得を続けるつもりです。
数多くの国際ホテル、小売店、アパート管理者がこの建物に関心を寄せています。落札した場合、建設は速やかに始まる予定です。