日本の建築家、隈研吾は客室や食事をする場所を中庭とチャペルで囲んだホテルを宮崎に作りました。
工場跡地にある、ガーデンテラス宮崎は2階建ての単独の建築物です。特徴となるのは竹に覆われた壁と勾配がある張り出した庇のある大きな天井です。
受付につながる切り出した材木張り出し屋根のホテルからエントランスまでの屋根を通るとき、訪れる人は中庭を目にします。
隈研吾建築都市設計事務所は、この空間を「落ち着いていて平穏な環境」としてデザインしました。中心に位置するガラス張りの結婚式用のチャペルがあり、周囲にある竹と水が背景となります。
レストランや宴会場は中庭の片側にあります。一方、客室は2階にあります。
隈研吾はここ数ヶ月の間、いくつかのプロジェクトを完成させています。その中には東京にある木材で覆われた小学校と北海道の試験住宅があります。Dezeenで取り上げた隈研吾の建築の記事はこちらをご覧ください。
写真撮影:ミヤザキフミナリ
隈研吾建築都市設計事務所からの説明は以下の通りです:
ガーデンテラス宮崎
このホテルはJR宮崎駅近くの広大な工場跡地の場所に建てられました。周辺には特に要望しなくても住宅やアパートが広がっています。
ホテルの客室、宴会場、レストランのような施設は中庭を囲むように配置しました。
それぞれの部屋が下部にあるため、ゆるやかな坂になっている天井が現れます。この天井が深い庇の下にある2階建ての建物総てを覆っています。
竹を植え、ホテルの内外と中庭に水を配置し、住宅地にまで広がる静けさと安らぎを提供するようにしています。
竣工:2012年9月
主目的:ホテル
延床面積:4562.04平方メートル
敷地図 - click for larger image
1階、2階間取り図 - click for larger image
断面図 - click for larger image
立面図 - click for larger image