ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの卒業生のシャオ・リーは、今回のコレクションにて、ぷっくりとした風合いのシリコンファイバーでできたパステルカラーのニットウェアをフィーチャーした。
マシュマロカラーのコレクションは、ふんわりと膨らんだスカートと上腕の途中から広がるパフスリーブの効果でボリューム感あふれるシルエットが特徴的。
「伝統的なニットウェアは、柔らかく形が定まりにくいのです。そこで、現代建築や60年代のバレンシアガの影響を受けた新たなニットウェアの表現法をみつけたかったのです」と、リーはDezeenに語った。
ボリューム感あるその生地は、2層のテキスタイルが細い繊維で結びついたスペーサーファブリックでできている。その構造により、軽さと安定した形状が生まれる。
リーは自身のニットサンプルを使用して、ジャケットやスカートのための柄つきのシリコン素材を作り出した。「革新的でありながらも、実際に着用可能なコレクションにしたかった」と、述べている。
これまでの作品の色彩はネオンカラーだったが、今回はより落ち着いた色合い、薄紫系、ピーチカラー、ミントグリーン、淡い黄色を用いた。
また、リーは次のようにも語っている。「元々繊維は白色でしたが、色合わせをするため、全て自分で染めました」
このコレクションは、先週、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートファッション・ショーで発表された。同ショーでは、Maiko Takedaのたくさんのカラフルな毛で覆われたヘッドドレスもお目見えした。
フィリ・ウッドは、ウエストミンスターの卒業ファッションショーにて、大きなコートに描かれた巨大ケーブル編み(縄編み)のパターンを発表。