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リチャード・ハッテンによる、レイヤー化された織物の椅子が、ミラノで発売される

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ミラノコレクション2014:オランダのデザイナー、リチャード・ハッテンは、545層に重ねたKvadrat(クヴァドラ)の布地のレイヤーから成るマルチカラーのチェアを、来月ミラノで発表する予定だ。

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_1sq

彼が以前に手掛けたアルミニウム製の”クラウド・チェア”での、球体が集まったような形状をもとに、ハッテン氏は同じ形をした”レイヤー・クラウド・チェア”を制作した。

 “レイヤー・クラウド・チェア"は840平方メートルの、クヴァドラのDivina生地を使用し、アリゾナのペインテッド砂漠にそびえる岩の層の色彩を参考にしている。「私は織物に関わるデザインをしたいのです。」とハッテンは語る。

「素材を用いて表面を覆うのではなく、素材そのものでひとつの作品を作りたいのです」

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_4

このチェアのレイヤーはそれぞれが異なった色彩で、100色近くが使用されている。ひとつの生地が個別に引き延ばされ、CNC装置を用いてカットされ、ひとつひとつ手作業で重ねられていく。

「”レイヤー・クラウド・チェア”で、リチャード氏は、カラフルな花火のように劇的にディスプレイされるべき、バロック調の家具を制作した。」と、2014年のミラノコレクションにおける、Kvadratのエキシビジョンの責任者、Hans Maier-Aachen氏は述べた。

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_3

このチェアは、4月9日から13日までのSalone del Mobileの期間内における、Kvadrat's Divinaのエキシビジョンの一部として、ミラノで披露される予定だ。


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