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世界初、暗闇で光る植物が遺伝子組み換えで実現

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米国のバイオテクノロジー企業 Bioglow は人工生物学を応用し観葉植物を開発しました。開発者は「まさに今までに類を見ない物」だと言います。

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ミズーリ州セントルイスのドナルド・ダンフォース植物科学センター(Donald Danforth Plant Science Center)を拠点とする Biglow 社は、スターライトアバター(Starlight Avatar)は化学物質や紫外線の照明といった外部からの処理や刺激を受けずに自発的に発光する初めての植物だと主張しています。

「市場には類似したものはなく、まさに今までに類を見ない物なのです」とこの植物の開発者で Biglow の設立者でもある Alexander Krichevsky 氏はDezeenに語っています。

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Krichevsky氏は微生物学の専門家で、一般的な室内用の鉢植え植物の葉緑体ゲノムに海に住む発光性のバクテリアのDNAを取り込んで植物を開発しました。茎や葉はホタルやその他の生物発光有機体が生み出すようなかすかな光を常に放っています。

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スターライトアバタープラントは観葉植物のシュッコンタバコ(Nicotiana Alata)属に由来。

現在は暗室でなければその光を見ることが出来ませんが、Krichevsky氏は植物の明るさを増幅させるよう開発を続けています。彼の技術は観葉植物市場に新たな支持層を広げる可能性があり、実際に照明のデザインに革命を起こしているとKrichevsky氏はDezeenに語っています。

「映画アバターのファンは植物を育てることに特に興味を持つだろうと私たちは考えています」とKrichevsky氏は2009年のSF映画に言及しています。この映画の舞台の異星人の惑星では夜、動植物が光り輝いています。

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また、Krichevsky氏はこの植物をインテリアや建築、交通インフラに効率的な光源として活用することも出来るとも語っています。「長い目で見れば、現代的な照明デザイン、つまり造園や建築だけでなく、交通分野でも光る植物が使われるようになるでしょう。電気を必要としない自然の光が車道や高速道路の印になるのです」と彼は指摘します。「また、効果的な環境と農業センサーを作って、環境的な合図に反応して光るようにする能力もあります」

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購入希望者は1月下旬に開催予定のオンラインオークションを通じて限定数のスターライトアバタープラントの1つを手に入れるため入札することがでます。この植物は、プラスチック製の栄養豊富なゲルの入った栽培箱で発送され、成長した時には植木鉢に植え替えることができます。それぞれ寿命は2〜3ヶ月ほどです。


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