ストックホルム2014:スウェーデンの建築事務所クラーソン・コイヴィスト・ルーネが手掛けた日本のブランドMatsuso Tの木製家具コレクションはすべて五角形をしています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

クラーソン・コイヴィスト・ルーネが手掛けたMatsuso TのFiveシリーズは、丸みがかった五角形のデザインが特徴的。MatsusoTはデザイナーの倉本仁氏が監督する新ブランドです。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

「私たちは自分の五感で感じる5つの要素で出来た世界に住んでいます。5は奇数ですし、多すぎない。5は美しいのです」とこの事務所の創設者であるモーテン・クラーソンは言います。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

カエデの木材を使ったコレクションにはアームチェア、スツール、ダイニングテーブル、コーヒーテーブル、コートスタンド、洋服掛け、ベンチがあり、どれも角が丸くなっています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

「私たちは五角形と丸を組み合わせた形を作りました。Fiveシリーズのイスやテーブル、洋服掛けなどはどれもみなこの象徴的な形を共有しています」とクラーソンは語ります。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

表面にはくぼみが付いていて、テーブルの天板やイスの角に等間隔に脚が配置されていることを示しています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

一部のパーツまたはくぼみの部分だけが赤くペイントされているアイテムもあります。また全面真っ赤に塗られたイスもあります。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

イスには脚が4脚あり、そのうち2脚は背もたれとひじ掛け部分になっているカーブしたパーツの両側につながっています。そして、5本目の垂直の支柱が中心でこの作品を支えています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

スツールの脚のうち1本は座面の上に伸びてコートスタンドになっており、棒についた枝に衣服を掛けられるようになっています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

洋服掛けは、両側が少し上向きになったシンプルな木製のはりでできていて、薄い赤のひもで天井から吊り下げることができます。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

Fiveシリーズはストックホルムデザインウィークの一環イベントで2月4日から開催されるストックホルム家具見本市で公開されます。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

クラーソン・コイヴィスト・ルーネは来週ストックホルムで、ソケット付きのモジュラーテーブルを展示する予定です。

写真撮影:オオタタクミ