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Channel: 世界のデザインニュース(dezeen)

Karina Wiciak によるPracownia

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dezeen_Pracownia-by-Karina-Wiciak_ss_2.jpg

絵具が飛び散った天井を巨大な絵筆が支えています。このコンセプト・レストランを手掛けたのはポーランド人デザイナーのKarina Wiciak。

Pracownia by Karina Wiciak

デザイン事務所 Wamhouse のデザイナー Wiciak は、それぞれ異なるテーマを持つ12のバー&レストラン設計プロジェクトの10番目として、このファンタジックなインテリアを製作しました。

Pracownia by Karina Wiciak

Pracownia というタイトルはポーランド語で「ワークショップ」を意味し、このデザインは画家のアトリエをモデルにしたもの。壁や床や天井、家具は飛び散った絵具でペイントされています。

Pracownia by Karina Wiciak

特徴的な形の柱は特大の絵筆のようで、テーブルのガラスの天板とペンダントライトはバレットのような形をしています。

Pracownia by Karina Wiciak

テーブルの土台や照明、イスはバケツの形をしていて、ラウンジチェアは逆さまの大きなバケツ、バーのスツールは小さなバケツを使って作られています。バケツはトイレの便器にも使用されています。

Pracownia by Karina Wiciak

このシリーズで Wiciak は、床や壁などに太い黒い糸のステッチが付いたように見える内装肉解体処理場にヒントを得たインテリアなどをデザインしています。

以下はデザイナーからの追加情報です:

Pracownia は「コレクションXII」プロジェクトの11番目の作品で、デザインはすべてKarina Wiciak が手がけました。

画家のアトリエを少し模倣したデザインとなっているため、このレストランは「Pracownia」(ポーランド語で「ワークショップ」の意)と呼ばれています。最も特徴的なインテリアはカラフルなインクのシミで、「Papiernia」のインテリアは床から家具、天井にいたるまで、ほぼ全て絵具が飛び散っています。ポップアート的な若者のインテリアではなく、モダンでエレガントなレストランを目指したものです。

Pracownia by Karina Wiciak

他のデザイン要素も絵画アトリエというテーマに合ったものになっています。形が特徴的な柱は絵筆によく似ています。ガラスのペンダントランプとテーブルの天板はパレットの形をしています。

バケツ(もちろんペンキの缶)はテーブルやイス、ペンダントランプのデザインに生きています。(テーブルの上のバケツから突き出している)筆の先は、ロウソクやテーブルランプの代わりとして利用されています。

Pracownia by Karina Wiciak

すべてのインテリアが画家のアトリエのようなデザインになっていて、トイレも例外ではありません。そのためコンパクトなトイレの便器とシンクのデザインもバケツの形で、カウンタートップと鏡は大きなイーゼルの上にあります。


エリック・カレンビークによる菌糸体の椅子、生きている菌類と3Dプリントが同居

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Mycelium-Chair-by-Eric-Klarenbeek-scale-model-dezeen.jpg

Dutch Design Week 2013:デザイナーのエリック・カレンビークは生きている菌類を使って3Dプリントをした椅子を作りました、この椅子の中で成長し、強度を与えていきます。

Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

この椅子はヴァーヘニンゲン大学の科学者とカレンビークとの共同作業の結果です。大学は生命体に印刷をする新しい方法を開発しました。「私たちの主たる目的は、自然と機械が一緒になり、どのような物にも使える新しい物質を創りだすことです。」とカレンビークはDezeenに述べました。

Samples for Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

研究サンプル

結果、カレンビークは新しい物質は将来どのようなものにも使うことができると信じています。「テーブルにもなり得るし、全体のインテリアや住宅にもなり得ます。」と述べました。「これで住宅を建てることもできます」

Segment of 3D-printed Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

バイオプラスチックの貝でできた3Dプリントの一部分

今週、アイントホーフェンでのDutch Design Weekで展示される菌糸体の椅子は水と粉に加工した藁、菌糸体を混ぜてプリントしています。菌糸体が地下に生息する菌類の糸のような役割を果たします。

Segment of 3D-printed Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

藁を基盤とした3Dプリントの一部分

菌糸体は構成物の中で成長し、水を取り替えて固体を創りあげます。しかし非常に軽い物質となります。きのこが表面に生えてきて、カレンビークがその場所を乾燥させ、成長を食い止めます。

Scale model of 3D-printed Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

縮尺図

「乾燥させたとき、きのこにより藁が接着します。」カレンビークはこのように述べています。「強く、頑丈な物質になり、本当に軽く、耐久性があります」

プリントをしたバイオプラスチックの薄い層は成長している菌糸体を含む椅子の構造をカバーしています。藁はこのプロジェクトで使用されているタモギタケが藁で成長しやすいために使用しました。

Scale model of 3D-printed Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

縮尺図

「きのこは単なる装飾的な要素です。」とカレンビークは述べています。それできのこが出てきている写真を撮影しました。主な目的は機械と自然を一緒にし、どのようなものも作ることができることです」

3D-printing straw substrate for Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

3Dプリントをした藁の物質

「この椅子はまさに3Dの技術を使ってできることの隠喩になります。生体物をプリントし、成長させます。テーブルにもなり得ますし、インテリア全体、あるいは住宅にもなります。これで住宅を建設できるのです」

カレンビークからの説明は以下の通りです:

エリック・カレンビークのスタジオ、最新作は菌糸体の椅子で、生きている物質と合わせて3Dプリント。

デザイナーのエリック・カレンビークは予想もしない方法で物質を合わせることに関心を持っています。カレンビークは生体物の3Dプリント、例えば菌糸体、きのこ類の糸の様なネットワークについて調査しています。

3D-printing straw for Mycelium Chair by Eric Klarenbeek

3Dプリントの藁

プリントする物質として実験的に原材料を使用しています。例えばきのこを育てる有機物とバイオプラスチックのようなものです。科学者と共同で作業し、カレンビークは藁をバイオプラスチックで薄く包んだ椅子をプリントしました。

成長したら、人が座るのに十分な強度になります。椅子は物質と作成方法で何ができるのかを隠喩したものになります。

Thanks to: CNC Exotic Mushrooms, Wageningen UR ⋅ Plant Breeding ⋅ Mushroom Research Group, Beelden op de Berg

designjunction「従来のトレード・ショーの型を破る」

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ショー・ディレクターのデボラ・スペンサーとクリエイティブ・ディレクターのマイケル・ソドーはdesignjunction 2013のハイライトに連れて行ってくれました。この動画でDezeenはLondon Design Festivalの期間中収録していました。

designjunction 2013

designjunctionは2013年9月18日から22日の期間、ロンドンのNew Oxford Streetにある元郵便区分所のある産業ビルで行われました。

Deborah Spencer, designjunction show director

designjunctionのshow director、デボラ・スペンサー

「私たちは既存のトレード・ショーの型を破ったと感じています。」とスペンサーは述べています。「私たちはロンドン中央の心臓部にある、ここ10数年放置されていた建物にいます。本当に興味深い背景で、より面白い光でデザインを展示します」

designjunction 2013

3階に渡り、designjunctionは多くの家具や照明製品を展示しています。デザインはイギリスや海外でブランドを立ち上げた若きデザイナーたちです。

designjunction 2013

動画で私たちは出展者に話しかけています。ロンドンのデザイナー、Paul Cocksedge―彼はヴィンテージのスピーカーを通して音楽をワイヤレスで演奏するVampの道具を立ち上げました。スイスのスタジオ、Claesson Koivisto Runeのエーロ・コイビストー彼は新しい籐のランプを展示しています。また、イタリア家具ブランドの モローゾの パトリツィア・モローゾはVIPラウンジのために家具を提供しました。

designjunction 2013

このショーではまた、ポップアップ・ストア、バー、レストランが同じようにその場で作られるのを特徴としています。

Michael Sodeau, designjunction design director

マイケル・ソドー、designjunctionデザイン・ディレクター

「私は展示している方々と訪れる方々に1日中ここで過ごせるようにしたいのです」とこのショーのクリエイティブ・ディレクターのマイケル・ソドーは説明しています。「アイディアとしては建物の中にリズムを創りあげることでした。そうすると全く異なる地区のようになります」

designjunction 2013

「1回では、ポップアップ・ストアと屋台があります。それから2階に上がると多くの展示があり、少しばかり多くの空間があります。3階ではブランドやより高級なレストランやバーがあります」

designjunction 2013

スペンサーはこのショーでの個人的な見所は、1階にあるFlash Factoriesのスペースだと述べています。このスペースの特徴は多くの制作技術を実演しているところです。3Dプリントとイギリスの製造メーカーであるBrooksによる、コンピュータ制御の工程まで実演しています。

designjunction 2013

「手工芸作成と未来のデジタル技術間のはっきりとした対比を得ました」と述べています。

designjunction 2013

今年取り上げているのは2階にある照明部門でlightjunctionと呼ばれています。

「イギリスで長い間見られなかった国際ブランドの主催者を呼び寄せました。」とスペンサーは説明しています。

designjunction 2013

更に「その上には本当に素晴らしいレストランがあります。ですからジェイミー・オリヴァーのBarbecoaと1階にはソーダストリームのバーがあり、無料でドリンクを提供しています。

designjunction 2013

スウェーデンのショッピングセンターの急カーブしたエントランス 「人々を中に引きこむ」と建築家が語る

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スウェーデンの建築会社WingårdhsのJoakim Lythは、自分たちがこの明るい色のカーブしたガラスをどのように使ってEmporiaショッピングセンターに人々を引き込もうとしているのかをInside Festivalでの特別インタビュー動画で語っています。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

今年のInside Festivalのショッピングセンター部門で優勝したEmporiaは、スウェーデンMalmöの街の南にあるショッピングセンターです。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

明るい色のカーブしたガラス(一方は琥珀色、もう一方は青)で出来た大きく広く開いた2つのエントランスが特徴です。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

「2つのエントランスは人々をショッピングセンターへと誘います。エントランスは2つのカーブしたガラス(構造)で出来ています。エントランスが人々をショッピングセンターの中へと引き込まなくてはならないのです」とLythは言います。

建物全体が色の付いたガラス張りで、ショッピングセンターの8の字のフロアを行きかう顧客たちをガラスが導いています。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

「建物の全体に色付きのガラスが使用されていて、エリアごとに違った色が使われています」とLythは説明しています。「ショッピングセンターの問題の一つは、だいたい道が分かりにくいということです。ですから、エリアごとに強い色を使って強力な雰囲気と独自性を作り出すことは、合理的なアイデアのように思えました」

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

彼はさらに次のようにも語っています。「8の字はショッピングセンターではよく見られる形状です。カーブ形をしていると、次の角の後ろに何が隠れているのか少し見えるのです」

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

ショッピングセンターの上の階には居住棟とオフィス棟、さらに最上階には誰もが入れる屋上庭園があります。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

「自治体は、ショッピングセンターを建てたことで私たちが奪った緑を返還すべきだと要求しました」とLythは言います。「屋根には商業的価値が無いので、みんながリラックスできる場所になっています」

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

プロジェクト全体が完成するまでに5年の歳月がかかりました。Emporiaの規模を持つショッピングセンターがMalmö に作れるようになったのは、2000年にスウェーデンとデンマークをつなぐÖresund 橋が出来てからだとLythは言います。

「EmporiaはMalmöの街の一画を形成しています。ここはコペンハーゲン市街よりもコペンハーゲン空港に近い場所です。この地域にとっては大きな変化でした。ショッピングセンターが出来たお陰で、新たに多くの施設が作られるようになりました」と彼は語っています。

Emporia shopping centre in Malmo by Wingardh Arkitetkontor

この地区には多数のショッピングセンターがありますが、LythはEmporiaが際立っていると信じています。

「この建物はかなりうまく役割を果たしています。みんなこの独特の雰囲気が本当に気に入っているのだと思います。普通のショッピングセンターとはちょっと違っていますから」と彼は言います。

Joakim Lyth of Wingardh Arkitektkontor

Wingårdh Arkitektkontor の Joakim Lyth

Inside Festival 2013 は10月2日から4日までシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催されました。次回のInside Festival は同じ場所で2014年10月1日から3日まで開催予定。賞への応募は2014年の2月から6月まで。

ザハ・ハディド 2022年カタールW杯スタジアムの設計を公開

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ザハ・ハディド・アーキテクトは、2022年のカタールFIFAワールドカップの試合会場となる複数の新スタジアムのうち1つの設計を公開しました。

国際的サッカートーナメントを冬へと移行させようとする努力をよそに、ザハ・ハディド・アーキテクトは建設・エンジニアリング企業のAECOMと協力し、カタールの暑い夏の気候でも使用できる4万人収容の会場を設計しています。

Zaha Hadid unveils design for Qatar 2022 World Cup stadium

スタジアムはアル・ワクラに位置しており、ここはトーナメントの最南端の会場となります。このスタジアムはカタールの街に建設が予定されている最大9つのスタジアムの1つ目となり、来年には5つのスタジアムの整備が始まる予定です。

プロジェクト・ディレクターのJim Heverin氏によると、スタジアムの形状はダウ船のカーブした形を元にしたものになるといいます。ダウ船はアラブの漁船で、この街の港で良く見られるものです。

Zaha Hadid unveils design for Qatar 2022 World Cup stadium

この形状からカーブした屋根が生まれ、50℃を超す気温をもたらす強烈な砂漠の日差しから選手と観客の双方を守る構造となります。

気温を30℃以下に抑えるため、建築家はパッシブ設計の原理と機械による空調を組み合わせる計画もしています。

トーナメント開催中会場には4万人の観客の収容が可能ですが、ワールドカップ終了後は席数が2万席に縮小されます。余った座席は撤去され、途上国へと輸送されます。

ザハ・ハディドは現在、2020年東京オリンピックのスタジアムにも着手していますが、大き過ぎるとして日本の建築家から非難を浴びています

Zaha Hadid unveils design for Qatar 2022 World Cup stadium

Reality Lab.吉岡徳仁によるIssey Miyakeのブティック

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Reality-Lab.-Issey-Miyake-by-Tokujin-Yoshioka_dezeen_ss_34.jpg

東京にあるブティックで洋服が注意深くバランスを取ったテーブルにディスプレイされています。ファッションブランドの Issey Miyake のために 吉岡徳仁によりデザインされました。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

日本のデザイナー、吉岡徳仁はショッピングのアイディアを研究室で表現したいと思い、 Issey Miyake Reality Labをデザインしました。臨床的なテーマとなっている内装はブルーとグリーンの色区分で分かれています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

ハンガーレールは、はっきりと色付けをしたアルミニウムに隠れているのでハンガーに吊るされている洋服だけが見えることになります。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

明るい円柱とディスプレイ用の棚が壁と床の明るい影と対比して際立っています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

打ちっぱなしのコンクリートの壁と梁が表にでており、ブルーとグリーンのトーンを分けています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

写真撮影:Masaya Yoshimura

「空間の中ではぐくんだ時の流れと融合するため、壁紙がはがれた感じの壁と未来的な色合いのアルミニウムの対比が歴史と未来の対比を表現しています。」と吉岡は述べています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

写真撮影:Masaya Yoshimura

この店舗は前面がガラス張りで、乱平面の階の間にある手摺を通して使われています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

吉岡のテーブルやスタンドのエレメンツ・コレクションは角度がついたスタンドにバランスが注意深く取られているのが現れ、洋服のアイテムをディスプレイするのに使われています。洋服の中には折りたたんで上に置いてあり、その他はハンガーに掛かっています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

Photograph by Masaya Yoshimura

このスペースは吉岡が2010年にデザインした店舗の延長で Issey Miyakeの折りたたんだ服の132 5コレクション.でした。これは2次元の幾何学的図形から折りたたみ、はっきりとした服にしています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

新しいスペースは月曜日にオープンし、三宅のIN-EI pleated ランプやBao Baoバッグ、また新たに始めた男性服のブランド、Homme Plisséも取り揃えています。

Reality Lab. Issey Miyake by Tokujin Yoshioka

写真撮影:Masaya Yoshimura

このブランドは、日本のデザイナーに建築やインテリアのプロジェクトを依頼しています。吉岡と同様に、三宅は以前にもNendoへのディスプレイスペース作成や東京にある安藤忠雄に三宅一生財団の建物のデザインを依頼しています。

Marte.Marte Architects によるローマ遺跡にそびえる錆びたの鋼鉄の塔

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Roman-Villa-by-marte-marte-architekten_dezeen_ss_3.jpgのサムネール画像

この錆びた鋼鉄の塔はオーストラリアの建築事務所 Marte.Marte Architects の設計によるもの。オーストラリア西部の町郊外で発掘されたローマ遺跡を探す旅行者の役に立っています。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

Marte.Marte Architects の Stefan Marte はBrederisにある古代の交差点に建つ2つのローマ時代の邸宅の遺跡の間に建造物を造りました。もともとの建物の形跡はあまり残っていないため、新たなインスタレーションは地上の目印となっているだけです。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

「この発掘場所が離れた場所からも分かるように、塔のような彫刻を作りました」とMarte は Dezeen に語っています。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

高さ10mの塔は主にコルテン鋼で作られ、地上に近い部分はガラス張りの箇所があり中心部分は空洞なのが分かります。これによりやって来た人々は地下の遺跡を覗き込むことができます。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

「塔は拡大鏡のような働きをしていて、歴史とじっくり向き合うことができるのです」と建築家は語ります。Marte がこれまでに手掛けたプロジェクトには、荒削りのコンクリートの壁を持つ別荘ねじれたコンクリート橋などがあります。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

塔の片側にはフロアが続いていて、隣の壁にはローマ時代の品々のレプリカが展示されています。どちらもプリウェザード加工が施された鉄鉱を使って作られ、リベットで留められています。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

「自然な感じと純粋さからコルテン鋼を選びました。この広大に続く景色の表情豊かなランドマークとして理想的な素材なんです」と Marte は言います。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

 「ステンレススチールのリベットの質感がローマ時代の鎖の甲冑の複雑な形を連想させます。」

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

遺跡の発掘中に掘り出された石は2つの邸宅の土台の上の背の低い壁に使われていたもので、壁がもともと建てられていた場所を示していました。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

写真撮影:Marc Lins

以下は Marte.Marte Architects によるプロジェクトの簡単な解説です。

Feldkirchのローマ時代の邸宅 2008

Brederisのローマ時代の邸宅の発掘場所は、この地域にローマ人集落があったという重要な歴史を物語っています。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

異なるタイプの2つの家の遺跡の土台の間に、歩いて中に入れる彫刻を作りました。円盤型の塔と台形の土台に沿って壁があるスペースは、さまざまな発掘物の展示場所となっています。

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

全体にコルテン鋼を使用することで歴史的なオーラを持つこの場に溶け込み、自由形式の彫刻の効果を強調しています。そしてこの遺跡発掘現場をランドマークにするのに役立っています。

Floor plan of Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

平面図 - クリックして画像を拡大
クライアント:City of Rankweil
所在地: 6830 Rankweil-Brederis

Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

断面図 - クリックして画像を拡大

Architecture: Marte.Marte Architekten ZT GmbH, Weiler
Arch.DI Bernhard Marte
Arch.DI Stefan Marte
作品スペース: 42㎡

Elevations of Rusty steel tower by Marte.Marte Architects frames Roman ruins in Austria

正面図 - クリックして画像を拡大

Studio Job、ランドローバー・ディフェンダーを「ごった煮のクルマ」に変換

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Automobile-Land-Rover-sculpture-by-Studio-Job_ss_5.jpg

アーティストのStudio Jobは、ランドローバー・ディフェンダーをカスタマイズに金色の角や舌、ステンドグラスの窓を足して象徴的な車の65周年を祝いました。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40(メイン画像も同)

Studio Jobは黒の四輪駆動車をぴかぴかする白に塗り、銅、木材、陶磁器、他の物質で飾りLand Roverのための車の彫刻を作りました。アーティストは「アフリカのシェルのためのパパモビル」と同等とみなしています。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40

「本当に手に負えませんでした。」とスタジオの創設者であるヨブ・スミーツは述べています。「黒い淑女のような車が私たちの工房に入ってきた瞬間、インスピレーションが次から次へと耳に流れ込んできました」

スタジオは車両の異なった使用に注目しました。王室の移動からアフリカの救急車まで、アイディアと開始地点のため、アドオンのためとしています。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40

「ディフェンダーは非常に感情的な要素が高いアイコンです」とスミーツは述べています。「アフリカでは救急車・タクシーや農機として使われる一方、甘やかされた女性が子供をホッケークラブに送るための四輪駆動車でもあります。消防車として使われ、英国女王お気に入りの自動車です。非常に多目的な自動車です」

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40

スタジオではまた、以前行った作品からできた要素を取り付けました。風船やカットされているブロンズがありますが、これは2010 Victor & Rolf ファッションショーのための3D映像のために使ったRobber Baronの家具シリーズにある地球儀などがあります。

大きなブロンズでできたサイの角はボンネットに取り付け、舌がフロント・グリルから飛び出しています。旗のポールは前のバンパーに取り付け、消防署のライトは屋根の周りにある柵に配置しました。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40

車輪のうち3つは縁取りをワシントンDCにある国会議事堂の建物、バースデーケーキ、滑車の歯に取り替えました。あとの1つは木製のカート車輪に置き換えました。

内装はStudio Jobがデザインし、オランダの繊維ブランドであるViscoが作成したアフリカ式のプリントで布張りをし、ステンドグラスの窓は部族のマスクと熱帯の形を模様づけています。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

写真撮影:Zero40
衣服:Victor & Rolf

Studio Jobは当初デザインのイメージを発表する一方、今年初めでは作成中でした。現在完成し、作品はPAN Amsterdamギャラリーに12月1日まで展示されます。動画撮影はDave Hakkensです。

Studio Jobからの詳細な情報は以下の通りです:
ごった煮の車

Studio Jobとランドローバー ― 火花が飛ぶところです。ヨブ・スミーツとニンケ・テュナゲルは車の65周年を祝う特別版を考え出すという招待を受けました。結果は傑作であり、層になっている表面における全作品の概要となっています。

ランドローバー・ディフェンダーは65周年を迎えました。つまり長い間使われてきた長距離用の頑丈な車は、老齢とされる年齢に達したということです。この車の歴史とオーラを高めるため、Studio Jobはこの四輪駆動車を制御するよう求められました。素晴らしい車には素晴らしいビジョンが求められ、結局この場合はある程度のリスクを伴いました。結局、Studio Jobじゃ何を期待されているかは知らず、自らの方法でこの車の歌を作り、多くの人が遠くアフリカでの冒険を夢見るようにしました。最終的に、改装し、シンプルで人を引きつける車以上の作品となりました。結果は現実逃避や力の関係、何よりもStudio Jobの作業に問いかける彫刻です。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

部分的に完成した彫刻の詳細部分
写真撮影:Rahi Rezvani

「車をデザインするというのはデザイナーとして、ホテル再構築の機会を与えられたようなものです。このような重要な依頼は毎日来るものではありません」とStudio Jobをニンケ・テュナゲルと一緒に作成したヨブ・スミーツは述べました。「まず、デリフェンダーは非常に感情的な要素が強いアイコンです。アフリカでは救急車・タクシーや農機として使われる一方、甘やかされた女性が子供をホッケークラブに送るための四輪駆動車でもあります。消防車として使われ、英国女王お気に入りの自動車です。非常に多目的な自動車です。この黄金の運搬車を自らの方法でアプローチしようと思いました。恐らくこの1つの車からの角度ではなく、一般的な驚きの現象から来ているのです」

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

部分的に完成した彫刻の詳細部分
写真撮影:Rahi Rezvani

これは抵抗の一部となっています。ランドローバーはある意味Studio Jobの「湯」に浸かったのです。手に負えないプロジェクトのように、ランドローバーは分析し、解釈し、からかい、祝福し、物語を詰め込み多くの物質で飾りました。機械は元々の場所にとどまっていますがこの車を運転するのは決して快適な経験ではありません。4つの車輪のうち一つは車輪で、もう一つは縁取りを国会議事堂のミニチュア版にしました。巨大なサイの角はボンネットの上に置いてある金色の男根のように見えます。ヘッドライトはキャンドルと取り替えて、暗闇ではほとんど見ることができません。座席はアフリカの富裕層のためだけ、特別に作っているブランドViscoにより作られたワックスプリントで布張りをしています。窓はステンドグラスで秘境の部族からの魔法のマスクを飾っています。

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

部分的に完成した彫刻の詳細部分
写真撮影:Rahi Rezvani

「車の作り方を全く知らない人のように、私たちのアプローチは全く手に負えませんでした。」とヨブ・スミーツは述べています。「多くの要素が積み重なり続けています。この車は文字通り舌を出しています。実際にはならないものになろうとしています。偉大な作り物で、象徴的で、皮肉になっています。しかし権力と階層の構造もまた真実ではないでしょうか?この車は本当に発明になっています。恐らく他の人たちが見上げている価格のステータスシンボルがあります。デザイナーがコンセプトカーをデザインするよう依頼され、必要なアクセサリーをつけたスタイリッシュに見える外見を発明しました。それで私たちは車産業に焦点を当てています。私は主人が現代風の馬車に乗り、その前には運転手と後ろには様々な妻と子供がいるのを想像できます。アフリカのシェルのためのパパモビルは変わった形で個人向けにしました」

Automobile Land Rover sculpture by Studio Job

部分的に完成した彫刻の詳細部分
写真撮影:Rahi Rezvani

これは完全に積み重ねられた、あるいは完全に失敗したプロジェクトと異なった解釈ができます。外見に対するパンフレットとして、あるいは聖なる牛への頌歌として、面白くない冗談として、はっきりとした反抗として解釈されます。しかし積み重なったアプローチとユーモアにより、最も魅力的なストーリー展開はStudio Jobそのものです。いくらカードを胸に近づけても、この作品は自分の作品のパロディーでもあります。はっきりとStudio Jobの作品の息づかいが感じられる詳細部分の他に、この作品はStudio Jobのヨブ・スミーツとニンケ・テュナゲルが近年使用した多くの独占的な物質と重要なテクニックのサンプルとなっています。4つの車輪の上にごった煮になっている語りとなっており、ブロンズ・木材・クリスタルや布地からステンドグラスにまで渡ります。Studio Jobは再度これらの物質の達人であることを示し、最も多岐に渡る形で表現しました。物質の力を知り、組み合わせ方を知ることで一つの作品において全く独特な方法を取っています。

ランドローバーの65周年を祝うのに完全な方法です!
Zero40(白塗りのディフェンダー)

写真撮影:R. Rezvani(2013年の3月、作成中の間のブラックのディフェンダー)
動画:D. Hakkens
洋服:Viktor & Rolf


聖歌隊のリハーサル中に撮影された、ジョン・ポーソンによるミニマル建築のサンモリッツ教会

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Moritzkirche_Hufton+Crow_008.jpgのサムネール画像

イギリス人写真家Hufton + Crowによる、この大きな写真のスライドショーは、建築家ジョン・ポーソンが手掛けた、ドイツのアウクスブルクにあるサンモリッツ教会でのミニマルな内装を紹介している。写真は、聖歌隊のリハーサル中に撮影された。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

イギリスの建築事務所John Pawson Architectsは、薄いオニックスで窓を覆うことでこの古い教会を改修し、ポルトガル製の石灰岩の床や暗い色彩の木製家具に調和する、優しい光を浸透させている。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

アプスとネーブは教会の中で最も明るいスペースで、いっぽう側廊は、より抑えた明かりと、壁面のアーチ型の窪みの中に並び立つ使徒の彫像が特徴だ。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

Hufton + Crowのアラン・クロウは、コンサートの日に撮影を行ったが、彼は到着した時、聖歌隊のリハーサルがあるとは想像していなかった。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

「私はチャペルに着いた時にはじめて、その晩にコンサートが予定されていることを知りました。彼らは全ての座席の配列を直し、ステージを作り、リハーサルをしなければならなかったのです」と彼はDezeenに述べた。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

「最初私は写真を撮れないかもしれないと思い、失敗したと考えました。しかし、ステージがセットアップされリハーサルが始まると、2時間のあいだ歌われていたセレナーデに、本当に喜びを感じていました。そして私は、最も美しい建物の中の最も美しいコーラスのかたわらで、さらに詳細なディテールの写真を撮影しました」と彼は語った。

John Pawson's minimal St Moritz Church photographed during a choir rehearsal

ミニマリスト建築によって評価されているジョン・ポーソンは、今年7月にサンモリッツ教会でのプロジェクトを終えた。以前彼が手掛けたチェコ共和国のNovy Dvur修道院を訪れた教区議員によって、この依頼がもたらされた。

ゲーリー、自ら手掛けたウォルト・ディズニー・コンサート・ホールの向いに新たな建物を提案

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Grand-Avenue-complex-by-Frank-Gehry-and-Related-Companies_dezeen_1ban.jpg

ニュース:建築家のフランク・ゲーリーはホテルとマンションの複合施設の新計画を提案しました。ロサンゼルスのこの場所は、彼自身が手掛けたウォルト・ディズニー・コンサート・ホールの道路を挟んで向かい側にあたります。

フランク・ゲーリーによるグランド・アベニューの3エーカーの敷地のもともとの建築計画は2006年に却下されましたが、彼は建設ディベロッパーのRelated Companies社と協力し、自分が手掛けた最もアイコン的な建物の向いに2つのタワーを建設するという新たな計画を考えています。

LAタイムズによると、複合施設のU字型をした広場の周辺にはお店やレストランが並ぶ予定。両側に2棟のタワーが建ち、一方は300室のホテル、もう一方は分譲と賃貸のマンションになる予定です。

Grand Avenue complex by Frank Gehry and Related Companies

複合施設の横側には景観整備されたテラスが下へと続き、住人や宿泊客は有名なコンサート・ホールの景色を楽しむことができます。また、演劇などの上演会場やナイトクラブとして使用可能なオーディトリアムも作ることもできます。

この提案は月曜日に計画担当者に提出されました。承認されれば、2015年に建設が開始され2018年までに完成することになります。

ゲーリーはグランド・アベニューの街路も考えているとも伝えられていて、コンサート・ホールと敷地の間の新たな舗道や街灯の提案もする可能性もあります。ゲーリーは最近、周辺の地下鉄の新計画について、上演や演奏をダメにするものだと訴えていました。

Ippolito Fleitz グループ、金属の木を自然食品のレストランに設置

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スイスの自然食品レストランのテーブル中央に現れた、うねるような木の枝はIppolito Fleitzグループが手がけたものです。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group

チューリッヒにあるレストラン、Not Guilty(無罪)はドイツのIppolito Fleitz グループによるもので、特徴として白塗りの鉄パイプの天井で、リボンの天井を通して突き抜けています。「木の曲がりくねった枝はレストランの外から見た場合の焦点を作り上げ、町並みからは引き伸ばしたような平面図を通して注目を集めます。」と建築士はDezeenに述べました。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_4

対角線上と直線的に様々な厚みのあるより糸を張り、ダイニングテーブルの上から壁に設置してレストラン後方にまで設置しました。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_25

「壁の織り模様は暗さと明るさの色付けをしたヘナを張り、バックライト付の間接照明で支えとなる枠を作ります。」とデザイナーは述べています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_11

縦のストライプが円形のブース後部から浮かび上がり、天井の高さで曲がり、大きな鳥かごのように見えます。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_7

モノクロの図は、反対側の白い枠に対してピンク色の表面が特徴となっています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_24

店舗前には飲み物などが壁のくぼみにディスプレイされています。大きな換気扇がガラスの中に入り、サラダバーと食事をする場所の間に置かれています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_14

この店舗はチューリッヒにおけるNot Guiltyレストランチェーンの三番目の視点です。他の2店舗もまたIppolito Fleitzグループによりデザインされました。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_20

デザイナーからの情報は以下の通りです:

スイスのレストランチェーン「not guilty」は本物で栄養価の高い食品を具体化しています。多くのサラダやスナックが想像力に富んだ方法で配置されています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_18

チューリッヒのダウンタウンに位置し、2013年にオープンし、現在は3店舗目に拡大した「not guilty」がオープンしました。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_17

この大切な場所に、「地上の小さな天国」の哲学が店内の内装に反映されており、自然とのハーモニーにおける喜びを鼓舞しています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_16

長く、開放的なレストランは、来客を気のおけない雰囲気で迎えます。自然のオーク材でできた床の質感が、ほのかな白とパステルトーンの融合と結びついています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_21

入り口で目を引くのが彩り豊かなサラダバーです。メニューボードはキッチンにある戸棚のようにデザインしています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_15

しかし外から見ても、中央にある長さのある、高いテーブルで単に他の来客と一緒になることで迎え入れます。テーブルの天井には曲がりくねった白塗りの枝が床から天井にまで設置されています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group_dezeen_23

近くには、様々なほかの種類の座席もまたお好みに合わせて利用できます。 このスペースの主要物質はチェーン店の全体的な標準における純粋さ、同質さを語っています。

Not Guilty restaurant by Ippolito Fleitz Group

1階平面図 - クリックでイメージ拡大

遊び心溢れ、予期しない要素は教えを受け、ねじったカンバスの天井にあるひもや、雲と麻が絡まっている壁の模様が、詳細における関心と愛を強調しています。-「not guilty」ファミリーの情熱と誠実さを表しています。

Erez Nevi Panaga が手掛けた土から作りパンのように焼いた家具

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オランダ、アインホーフェンのデザイナー Erez Nevi Pana は土と菌類で出来たパン生地を開発しました。これをオーブンで焼き、人が座れるほど丈夫なスツールイスを作ることができます。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

両親の温室で遊んでいた子供の頃の記憶に影響を受け、Erez Nevi Pana はデザイン・アカデミー・アイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)在学中に、手頃で環境に優しい製品を作るために入手しやすい素材として土を使った実験を始めました。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

彼は土を菌類とその他の自然素材と組み合わせることで、生化学反応によりパン生地のように膨らむ混合物を開発しました。石膏や木型を使って形を付けることができます。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

そうしてできた物は焼成され混合物は固くなり、人の体重に耐えられるほど丈夫になり、ヤスリで磨いたりのこぎりで切ったり、ドリルで穴を開けたりすることができます。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

「まず初めは平面から始めました。素材の強度や耐久性を試したかったんです。どのくらい丈夫なのか、人の体重に耐えられるのかに興味がありました」とデザイナーはDezeenに語っています。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

キッチンにあるさまざまな材料の量を変えて実験するといった改良の過程を経てピッタリの配合を発見し、型を使って形成されたさまざまな家具が製作されました。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

「この混合物が丈夫になるのか脆くなるのかは紙一重です。焼けていないか、焼き過ぎなんです」とデザイナーは言います。「だから焼成時間は厳密に設定し、そのイスごとにオーブンでの焼成時間が違います」

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

Nevi Pana は同じ材料を使って家具だけでなくカップの製作も試していますが、彼曰く、水を入れることはできるが好ましくない味がする、とのことです。

Furniture made from soil and baked like bread by Erez Nevi Pana

イスのコンセプトスケッチ

「レシピはカンペキではありません。まだ分からないこともありますが、やっていることは間違ってはいないと思っています。もしこの素材が水を通さないものであれば、多くのことができますし、これによってたくさんの道が開け自分の望むものをデザインできるようになります」と語っています。

このプロジェクトはロッテルダムのニュー・インスティテュート(The New Institute)のバイオデザイン(Biodesign)という展示会で展示されています。展示会ではこの他にも、レースの根っこが生える植物カタツムリのフンでできたタイルなどが展示されており、2014年の1月5日まで開催されます。

サポーズデザインオフィスによる半透明のプラスチックの壁でできた藤垂園の住宅

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半透明のポリカーボネートの壁でできた広島にあるこの住宅は日本の建築事務所サポーズデザインオフィスによるものです。全方向から内部に自然光があふれるようにできています。

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写真撮影:太田拓実

藤垂園の住宅と名づけた3階建ての住宅は、サポーズデザインオフィスにより、5人家族の住居としてデザインしました。また家族のリクエストは、コレクションしているバイクの保管と修復のスペースを作ってほしいということでした。

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この場所が長く狭い形であるため、この住宅の形が決まりました。3方向は隣の建物に囲まれているため、建築士は透明な被覆材{ひふくざい}を加えて住民のプライバシーを侵すことなく、内部に光が広がるようにしました。

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「大抵の外壁は厚く、重みがあります」と建築士は述べています。「藤垂園の住宅では、薄く半透明な材質を使い、通常の外壁の代わりとしました。これで自然光が屋内スペースに最大限入れることができます」

House in Tousuienn by Suppose Design Office

写真撮影:太田拓実

窓は壁と同じ材質でできているため、窓は外からの光を増やすことはありません。しかし開けることができるので、住んでいる人は住宅の中に新鮮な空気を入れることができます。

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夜、光を建物の中から発し、街並み沿いの建物が大きな光の箱に変わります。

House in Tousuienn by Suppose Design Office

「この家に住んでいる人は暖かく、明るい場所の家の中で周囲にある自然の変遷を心ゆくまで楽しむことができます」と建築士は付け加えました。

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鉄構造はI-beamsにより作られ、建物の中から見ることができ、白く塗っています。コンクリートの天井は打ちっぱなしのままで、床はコンクリートと木材の混合物で覆っています。

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バイクを置いてあるスペースは1階すべてを使い、大きなスライドドアで入りやすくしていることを特徴としています。

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スペースの中央にメンテナンス用の小さなスペースがあり、バイクを階段の後ろに置けるようにしています。階段を上ると、居住スペースにつながります。

House in Tousuienn by Suppose Design Office

写真撮影:太田拓実

キッチン、ダイニングルーム、居間が2階に集まり、その後ろに浴室があります。

House in Tousuienn by Suppose Design Office

最上階では、スペースの真ん中に子供部屋が取り囲むように設置し、両側2つの大きな寝室があり、仕切りとなっています。

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写真撮影:矢野紀行(特に明記した場合を除く)

サポーズデザインオフィスからの詳細は以下の通りです。

藤垂園の住宅

藤垂園の住宅は静かな住宅地にあります。夫婦と子供三人家族のためにデザインしました。この住宅は3つの側面が隣家に囲まれています。建物は長く狭い形にならざるを得ませんでした。

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大抵の外壁は厚く、重みがあり、重苦しい外観とバランスを取るために窓を加えています。藤垂園の住宅のために、薄く半透明な材質を通常の外壁の代わりに使いました。自然光を屋内に最大限に受け入れることができます。

House in Tousuienn by Suppose Design Office

写真撮影:太田拓実

藤垂園の住宅に住んでいる人は、温かく明るい屋内で周囲の自然の変遷を心行くまで楽しむことができます。

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Ground floor plan - click for larger image

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First floor plan - click for larger image

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Second floor plan - click for larger image

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Long section - click for larger image

nendoが伝統的な日本の紙漉きの技法を用いてしわ加工のランプをデザイン

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Semi-wrinkle-wash-lamp-by-Nendo_dezeen_1bann.jpgのサムネール画像

日本のデザイナー集団nendoは、伝統的な日本の紙漉きの技術を用いて、一方はなだらかで、もう一方は緩やかにしわ加工された照明器具のシリーズを制作した。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

nendoは、このコレクションをSemi-Wrinkle Washiと名付けた。「Washi」とは植物の繊維から作られた日本の紙の名前である。「和紙は、きめの細かいスクリーンを植物のパルプと水の入った槽にくぐらせてパルプを集め、スクリーンを乾かした後、そこから新しい紙のシートを剥がしとることで作られます」と、デザイナーは語った。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

照明の制作にあたって彼らは、西日本の鳥取県にある、和紙の製法を用いた立体の造形で有名な、 谷口青谷和紙とコラボレートした。「形を作るのに、和紙のシートを貼り合わせるのではなく、彼らは和紙の製法を使って、継ぎ目の無い美しい立体的なフォルムを、はじめから造り上げてしまうのです」とnendoは述べた。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

nendoによれば、この製法で作られたランプシェードは非常に滑らかで、「白いガラスやプラスチックと見間違えてしまう」という。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

彼らは、こんにゃくという野菜を紙に混ぜ合わせることでしわ加工を施し、この製品が紙でできていることを強調しようとした。しかしこの技法では、その外観からはもはや谷口青谷和紙の伝統的な技法で作られた、ということが伝わらなくなってしまう。

「この問題に直面して、私達はお互いの世界のベストな部分を取り入れようと決めました。そして、半分だけに緩やかなしわ加工を施した照明具を制作したのです。」と、彼らは説明した。「しわ加工は徐々に適用していくことが可能で、それにより、2つの異なった効果がシームレスに混ざり合いました」

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

その結果、滑らかな底面部から緩やかに鋭角をもち、しわ加工された上面部に繋がって行くシェードの外観が完成した。このシェードは、ペンダントライトやテーブルランプになり、また屋外の誘導灯にも利用できる。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

しわ加工によってシェード全体のサイズが縮むので、nendoは最終的に必要なサイズを決め、そこからはじめに必要とされる形とサイズを逆算した。

Semi wrinkle wash lamp by Nendo

「このハイブリッドな工程が、紙に新しい表情をもたらしました。それは柔らかさと緊張感が同居した、立体漉き和紙だけが表現できるものです。」と、デザイナーは付け加えた。

この製品は、日本の西武デパートのみで限定販売される予定だ。

写真:岩崎寛

Benjamin Vermeulenの手掛けた磁石で接着する組み立て式家具

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Benjamin Vermeulenが手掛けた組み立て式家具シリーズには、小さな袋に入ったネジや留め具、六角棒スパナなどの付属品は無く、超強力磁石で簡単に接着することができます。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

彼の手掛けるMAG(Magnetic Assisted Geometry = 磁気補助形状)家具は鋼板と木材、そして磁石でできています。木材部分に磁石が付いているため、道具を使わずに各パーツをすぐに組み立てることができます。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

「家具は組み立て前の状態で配送する方が経済的で環境にも優しいのですが、組み立て式の家具は品質の良くない材料で作られていることが多く、組み立て作業も簡単とは言い難いものです」とVermeulenは言います。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

この家具はもともとの構造を保ったまま、何度も何度も組み立てや分解ができます。つまり引っ越しや収納、販売の際には分解することができるのです。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

取り付け・取り外しが容易なので、部品の交換も簡単です。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

椅子は2つの部品を組み合わせて出来ています。脚は座席の下で交差した状態で固定され、その上に鋼板の座面と背もたれが取り付けられています。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

折りたたみ式スチールテーブルの天板四隅に付いている金属のくいを、テーブル脚の上部に付いている磁気チューブにはめ込みます。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

ユーザーはニーズに合わせてキャビネットのパーツを選ぶことができます。基本のキャビネットは1段ですが、高さの違う段を組み合わせることもでき、扉のある/なしも選ぶことができます。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen

Vermeulenはデザイン・アカデミー・アイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)の卒業制作としてこの家具シリーズをデザインし、作品はダッチ・デザインウィーク期間中に展示されました。

Mag Furniture by Benjamin Vermeulen


デザイナー12人の恋人を表した3Dプリントの靴をデザイン

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Honey 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

アーティスト兼デザイナーのセバスチャン・エラズリスは12人のかつて情熱をささげた女性からインスピレーションを得て、このような3Dプリントのを作りました。

Cry Baby 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

写真イメージ:Cry Baby

メイン写真イメージ:Honey

「何年も興味を持っていたこととしては別の時に非常に大切だった女性との関係を再会できるプロジェクトを作ることでした。」とエラズリスはDezeenに述べました。「他の人たちと同じように、私が信じられないと思うことは、数年間のロマンチックな関係になると異なった人たちが、恐らく再会することがなかったとしても私たちの生活において主要な役割を表すということです」

Cry Baby 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Cry Baby

12人の恋人のための12足の靴では、それぞれハイヒールの靴がデザインされており、エラズリスがかつて関係のあった女性のためにデザインしたものです。女性の中には数年間の関係があったり、また一夜のみの付き合いの女性もいます。

Heart Breaker 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Heart Breaker

「このアイディアは時を経て過去のセクシーでロマンチックな関係を試みて振り返ることでした」とエラズリスは述べました。「自分自身をじっくりと観察して判断し、他の人たち自身のロマンチックな関係に、その関係の美しさ、欠点、失敗、成功をもって振り返るようにします」

Heart Breaker 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Heart Breaker

それぞれの靴の形は、ニックネームや個人的な好み、セクシュアルな行動など、どのようにして相手を思い出しているかを表しています。

The Boss 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

The Boss

このシリーズの1番目はHoneyです。黄色いハチの巣模様で作られており、あまりにも素晴らしかった女性がモデルになっています。

The Boss 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

The Boss

このコレクションにある赤い靴のHeart Breakerは矢が後ろの部分を通っています。Hot Bitchは靴が溶けているように見え、The Jetsetterは飛行機の型がスチレット・ヒールを形作っています。

GI Jane 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

G.I. Jane

緑色のG.I. Janeの靴は小さな兵士のフィギュアがつま先に乗っています。この靴はデートには下着を着けずにズボンを履き、父親は軍隊の大佐だった女性のために作りました。

The Virgin 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

The Virgin

純粋な白いマリア像が踵の部分を作り、洋服が靴の前部分に流れていくようになっています。他のモデルではThe Ghost、The Rock、The Bossがあります。

The Rock 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

The Rock

総ての靴はデジタル上で形作ってからポリエチレン・テレフタレート(PET)プラスチックを使いMakerbot Replicator 2を使い3Dプリントをしました。

Jet Setter 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Jet Setter

「3Dプリンターを使ったのは初めてです」とエラズリスはDezeenに述べました。「アイディアとしては、3Dプログラムにおけるデジタル作品を作ることでアート収集家が買うような1回限りの靴の作品だけではなく、プラスチックの型となる可能性を持っている作品を制作することでした」

Gold Digger 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Gold Digger

このコレクションはブラジルの靴ブランドであるメリッサがマイアミにオープンしたポップアップストアで1月6日まで展示してあります。

Gold Digger 12 shoes for 12 lovers by Sebastian Errazuriz

Gold Digger

靴は私たちが特集しているもう一つの代表的なシリーズです。誕生、生命、死、再生という身体的な変化の経験を表しています。

Jinil Parkによる線画のような家具

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韓国のデザイナーJinil Parkが針金を使った家具のシリーズを製作しました。一見するとまるでスケッチ画のようです。

Drawing Furniture series by Jinil Park

鋼鉄の針金で出来たParkの線画シリーズは2種類のイス、2種類のランプ、テーブルなどの4作品で構成され、見た目はラフスケッチのような印象です。

Drawing Furniture series by Jinil Park

「私の作品の鍵となるのは、線が曲がった瞬間なんです。そこにはデザイナーの感覚や状況、感情が表れています」とJinil Parkは語っています。

Drawing Furniture series by Jinil Park

Parkは家具のスケッチをすることから始めてその中から気に入った物を選び、構造物として適した形に則って三次元の物体へと作り替えました。

デザイナーは針金を叩いて太さを変えて線を曲げ、ペンで描いた線の太さの違いを再現しようとしました。そしてParkは針金を交差して接着し、頑丈な構造にしました。

Drawing Furniture series by Jinil Park

「私は直観的に、1本の針金では支えられない人間の体重を支えることのできる物を細い針金で製作していました」とParkは説明しています。

Drawing Furniture series by Jinil Park

この線画シリーズ(Drawing Series)は2013年の9月~11月に韓国の光州デザインビエンナーレで展示されました。

以下はデザイナーによる詳細です。

私のプロジェクトのコンセプトは線画です。ご覧の通りコンセプトは非常にシンプルで線画から生まれた家具です。このプロジェクトのひらめきは本当に偶然起こりました。私は気楽に線を描きながら新しいプロジェクトについて考えていました。そして紙に描いているという動作が楽しく好奇心旺盛であることに気付きました。この動作からとても面白い作品が生まれるのではと思ったのです。

Drawing Furniture series by Jinil Park

私の作品の鍵となるのは、線が曲がった瞬間なんです。そこにはデザイナーの感覚や状況、感情が表れています。デザインをする上で、線の役割は非常に基本的ですが、同時に重要なものでもあります。あらゆる作品の始まりと終わりの基本要素だからです。

Drawing Furniture series by Jinil Park

線画から始まった家具のスケッチからお気に入りの1点と物体になりそうな1点を選びました。物体を造り出すために、私は叩く強さを変えながら針金を叩き、太さの違うさまざまな針金を使いました。そうすることで針金が絵から抜け出てきたように見せることに成功したのです。この作品を製作する上で、この過程にほとんどの時間を費やしました。

この過程で製作された針金の塊を組み合わせて接着します。私は直観的に、1本の針金では支えられない人間の体重を支えることのできる物を細い針金で製作していました。これにより二次元の絵を三次元にすることが出来たのです。

Aaron Dunkertonによる星型の物干し掛け

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デザイナーのAaron Dunkertonは折りたたみ式洋服を乾かす物干しを開発しました。広げると星の形になり、湿った洋服を乾かすスペースを作っています。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

Aaron Dunkertonの物干し掛けは通常の物干しより10個以上多い36のアームがあり、使うときには先が12個ある星の形になります。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

「この物干しの形である直立の形は、洋服の周りにある空気の循環を良くし、服が早く乾く助けになります。」とデザイナーは述べています。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

木材は海辺にあるベニヤ板の細い棒からできており、艶消しをしたアルミニウムのロッドでつないでいます。小さく開くとフックができ、固定できる構造になっており、使用しないときは折りたたむことができます。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

「折りたたむと、通常の物干しより小さくなります。しかし広げてみると通常より多くの物干し用のアームがあり、同時に面白い形になります。」とDunkertonはDezeenに述べました。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

Dunkertonは洋服用の物干し掛けをキングストン大学での製品・家具デザイン学位の一部としてデザインしました。他に手がけたプロジェクトには絶滅危惧種の鳥が新しい建物や庭の壁に巣を作ることのできる中空れんががあります。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

デザイナーからの詳細な情報は以下の通りです。

物干し賭け

私のデザインした物干し掛けの寸法は折りたたんだ時に長さ56センチ、幅32センチ、高さ23センチになります。使用しないときに、収納に困る通常の物干しよりも収納しやすくなっています。使うときの寸法は奥行56センチ、幅112センチ、高さ112センチになります。直立の形は、洋服の周りにある空気の循環を良くし、服が早く乾く助けになります。

デザインは物干しをたたんだ形に保つロックのアームからなっています。このアームで移動や収納するときに動きが取りやすくなっています。

Star-shaped clothes horse by Aaron Dunkerton

一方この物干しのデザインは使うときに大きな印象を残します。通常の物干しよりも興味を引く外観になっています。

36個のアームがあり、通常の物干しよりも約10本以上多くなっています。艶消しをしたアルミニウムのロッドとベニヤ板をつないでいます。木材はCNCルーターを用いて切断しています。アルミニウムのロッドは先がねじ式になっており、ドーム上のナットと座金で留めています。

世界初、暗闇で光る植物が遺伝子組み換えで実現

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米国のバイオテクノロジー企業 Bioglow は人工生物学を応用し観葉植物を開発しました。開発者は「まさに今までに類を見ない物」だと言います。

American firm genetically engineers world's first glow-in-the-dark plant

ミズーリ州セントルイスのドナルド・ダンフォース植物科学センター(Donald Danforth Plant Science Center)を拠点とする Biglow 社は、スターライトアバター(Starlight Avatar)は化学物質や紫外線の照明といった外部からの処理や刺激を受けずに自発的に発光する初めての植物だと主張しています。

「市場には類似したものはなく、まさに今までに類を見ない物なのです」とこの植物の開発者で Biglow の設立者でもある Alexander Krichevsky 氏はDezeenに語っています。

American firm genetically engineers world's first glow-in-the-dark plant

Krichevsky氏は微生物学の専門家で、一般的な室内用の鉢植え植物の葉緑体ゲノムに海に住む発光性のバクテリアのDNAを取り込んで植物を開発しました。茎や葉はホタルやその他の生物発光有機体が生み出すようなかすかな光を常に放っています。

American firm genetically engineers world's first glow-in-the-dark plant

スターライトアバタープラントは観葉植物のシュッコンタバコ(Nicotiana Alata)属に由来。

現在は暗室でなければその光を見ることが出来ませんが、Krichevsky氏は植物の明るさを増幅させるよう開発を続けています。彼の技術は観葉植物市場に新たな支持層を広げる可能性があり、実際に照明のデザインに革命を起こしているとKrichevsky氏はDezeenに語っています。

「映画アバターのファンは植物を育てることに特に興味を持つだろうと私たちは考えています」とKrichevsky氏は2009年のSF映画に言及しています。この映画の舞台の異星人の惑星では夜、動植物が光り輝いています。

American firm genetically engineers world's first glow-in-the-dark plant

また、Krichevsky氏はこの植物をインテリアや建築、交通インフラに効率的な光源として活用することも出来るとも語っています。「長い目で見れば、現代的な照明デザイン、つまり造園や建築だけでなく、交通分野でも光る植物が使われるようになるでしょう。電気を必要としない自然の光が車道や高速道路の印になるのです」と彼は指摘します。「また、効果的な環境と農業センサーを作って、環境的な合図に反応して光るようにする能力もあります」

American firm genetically engineers world's first glow-in-the-dark plant

購入希望者は1月下旬に開催予定のオンラインオークションを通じて限定数のスターライトアバタープラントの1つを手に入れるため入札することがでます。この植物は、プラスチック製の栄養豊富なゲルの入った栽培箱で発送され、成長した時には植木鉢に植え替えることができます。それぞれ寿命は2〜3ヶ月ほどです。

アシフ・カーン、ソチ冬季五輪のために「デジタル時代のラシュモア山」をデザイン

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ソチ冬季五輪に訪れる170,000人以上の人はロンドンのデザイナーアシフ・カーンによるインスタレーションの一部として顔をスキャンし、建物の外面に再現してもらうことができます。

MegaFaces installation by Asif Khan

メガフェイスと名づけ、「デジタル時代のラシュモア山」とも呼ばれています。アシフ・カーンの外観は大きなピンスクリーンのような機能を持つようデザインしており、細いチューブが行き来し、平らな外観を相互作用的な3次元の外面に変わり、どのような顔の形にも変化できるようにしています。

外観のディスプレイはそれぞれ20秒ごとに8メートルの顔がディスプレイされ、競技に訪れる人は3D写真ブースに訪れて顔をデジタルスキャンすれば、誰でも参加することができます。参加者それぞれの顔を異なる角度で取るために5枚の写真を撮り、一つの3Dイメージに組み立てていきます。

MegaFaces installation by Asif Khan

スキャンした後、3Dイメージがエンジンと10,000以上の細いシリンダーがついているアクチュエータ(作動装置)と呼ばれる長さ2メートルまで延長できるケーブルを通り、顔の形を再現します。

それぞれのアクチュエータはRGBという三原色のLEDライトが先端についており、それぞれの画素位置を正確に計上します。

MegaFaces installation by Asif Khan

繊維の薄幕が伸縮し、スムーズな表面を与え、形を変えます。表面の下にアクチュエータは3方向に配置しているグリッドが配置しており、画素の間にある接合部を隠します。

「生体物の3次元モデル部分は3次元の構造が最も適しています。なぜなら3次元の形が自然に見え、少量の画素でも流れるように見えるからです。」とこのプロジェクトのチーフエンジニアであるValentin Spiessは述べました。

MegaFaces installation by Asif Khan

プロセスの図表―クリックしてイメージを拡大

このシステムでは写真をそれぞれ5枚撮ってから3次元のモデルを計算するために約1分かかります。

「私たちのケースの場合の難しさは、このプロジェクトでスピード、使いやすさ、イメージの質総てにおいて要望を満たすシステムを開発することでした。」とSpiessは述べています。

「3Dのレーザースキャンをするために1分間ずっと動かずに座っている必要はありません。プロセスは商業用の写真ブースのように早く、シンプルである必要がありました。」と説明しています。

MegaFaces installation by Asif Khan

断面図―クリックしてイメージ拡大

イメージはデジタルスケジューラに並び、使った人はいつ自分の顔が壁に現れるのかという情報が分かります。参加者それぞれに20秒間のビデオの電子メールが送られ、その時を思い出すことができます。

メガフェイスはロシア・ソチで行われる冬季オリンピック、パラリンピックの開催中、ロシアの通信会社であるメガフォン社が持っている仮設パビリオンの外面に設置されます。

動画では外面をテストしている一部分を見ることができます:

ドーバー・ストリート・マーケットのファッションストアがニューヨークにオープン

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日本のファッションブランド「コム・デ・ギャルソン」は、ロンドンのストア、ドーバー・ストリート・マーケットの支店をニューヨークにオープンさせた。

Dover Street Market fashion store New York

ちょうどクリスマス前に、マンハッタンのレキシントン通りに新しいドーバー・ストリート・マーケットストアがオープンした。バラエティ豊かなインスタレーションの中に、既存のものや、新たなファッションデザイナーによる衣類、アクセサリーを展示している。

Dover Street Market fashion store New York

コム・デ・ギャルソン」の創設者である川久保玲氏は、「私は、性質の異なる魂が共存し、混ざり合い、強い個人のビジョンを全体が共有することで生まれる、美しいカオスの中で、様々なフィールドの様々なクリエイター達が集まり、互いに出会う場としてのマーケットのようなものを作りたいのです。」と店のコンセプトについて語った。

Dover Street Market fashion store New York

選ばれたアーティストやデザイナー達の作品は、インテリアの立体の素材やグラフィックとして、7つの階にわたって異なった空間を生み出した。

Dover Street Market fashion store New York

地上階では川久保氏が、コム・デ・ギャルソン独自のデザインを展示しているレールを支えるポールの足場の上の天井に、棒状の木材を無作為に配置したアレンジを施した。

Dover Street Market fashion store New York

白い角材が集まって固定されて角度のある棚を形成し、ドーバー・ストリート・マーケットの商品が陳列されている。

Dover Street Market fashion store New York

上の階に、日本のデザイナー渡辺淳弥氏のセクションを設ける為に、さらに足場が組まれ、そこにはMOSCOTのサングラスを扱うキオスクも配置された。

Dover Street Market fashion store New York

内側を紫でペイントされた球形のトンネルが、4Fと3Fを繋ぐ階段を覆っている。

Dover Street Market fashion store New York

木製の枠組みと格子が5Fの至る場所に広がり、一部は歩いて通れるほどの広さもある。

Dover Street Market fashion store New York

最上部の2フロアは、パッチワークの壁掛けとイルミネートされたレタリング、半透明のディスプレイユニットと金属の支柱で装飾されている。

Dover Street Market fashion store New York

アメリカのデザイナー、トム・ブラウンのアパレル商品が、オフィスのように作られたガラス張りのモデルルームに展示されている。

Dover Street Market fashion store New York

ニューヨークやロンドンと同じく、ドーバー・ストリート・マーケットは東京の銀座にも進出し、2006年にオープンしている。

アトリエ・天工人(テクト)、先のとがった天窓がある角度をつけた住宅を作成

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Monoclinic-House-by-Kazuko-SakamotoAtelier-Tekuto_dezeen_ss1.jpg

東京にある幾何学的模様の天窓枠があるで中から空の景色が眺めることができる角度のある白い住宅は日本の建設設計事務所、アトリエ・天工人が製作しました。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

モノクリニックという名前のこの建物はアトリエ・天工人が依頼した人の要望に合わせて小さな3階建ての賃貸併用住宅をデザインしました。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

通りから見ると、この住宅は垂直の端がないように見えます。天窓は四角の形が1つ、三角が3つの窓でできており斜めの表面として設置し、壁とも天井とも言えるようになっています。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

「多面体を少し含む住宅をデザインしたのは、都市の住宅地における狭く混雑した宅地では効果的な解決策であるためです。」と建築士は述べ、どのようにして角度のある表面で壁から雨水を排水するのかについて説明しました。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

主要な居住地は建物の前に位置しています。リビングは2階にあり、高さ5メートルの天井の恩恵を受け、リビングと上にある中二階の寝室に空の景色と日光が注ぐようになっています。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

「主要となるコンセプトは「空をデザインする」ということです。何故なら建物に囲まれた都市が背景となる住宅をデザインするとき、空が直接建築物に触れる最も重要な自然の要素であるからです。」と建築士は付け加えました。「この多角形の形をした一番上の面は、多くの光を取り込み、居住空間と空とをつなげてくれます。」

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

らせん状の階段で片持ち梁{かたもちばり}の金属でできた踏み板でガレージや作業場として使える他の部屋につながる一方、2つのワンルームアパートは後ろに隠れるようになっています。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

玄関は、外回りとは異なった場所に位置し、狭い全面の壁に埋め込んでいます。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

外壁は総て白い下塗りで覆っており、建物屋内はすべて打ち放しコンクリートとなっています。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

写真撮影: 傍島 利浩

アトリエ・天工人からの詳細は以下の通りです:

モノクリニック

この住宅はガレージと2戸のワンルーム賃貸アパートで構成しています。依頼者の希望は、私たちが2006年に竣工した「チカニウマルコウブツ」のようにデザインした建築でした。そのため「コウブツ」の基本的コンセプトを考慮に入れました。前のデザインを更に進化させるため、以下の問題に焦点をあてました。

1. 外壁が汚れないために形態的に配慮すること。
2. 多面体の形状を活かし、空を取り込むような大きなトップライトの実現
3. コストを最小限に抑えるための材料の選択

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

リビングルームはユニークで印象的な空間です。床面積が15.8平方メートルと狭いですが天井の一番高い場所は5.5メートルで、18.2平方メートルの大きな四角形の天窓が空につながっています。四角のパネルが真ん中に小さな四角形の窓をつくり、四角形の形をつくっています。光と影の印象的な対比で新たな視覚ができております。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

私は10年間、東京の狭い区画における多角形の建築物が持つ可能性について探求し続けていました。更に、私の長年における挑戦は目が覚めるような空間で五感を開放することでした。このプロジェクトは成功した件の1つです。

Atelier Tekuto creates an angular house with a pattern of pointy skylights

平面図―クリックしてイメージ拡大

竣工:2013年9月
所在地:東京都世田谷区
建築用途:賃貸併用住宅
敷地面積:85.92平方メートル
建築面積:42.61平方メートル
延床面積:90.82平方メートル
構造:RC造
意匠設計:山下保博+石井あずさ/アトリエ・天工人
構造設計:佐藤淳+福島佳浩/佐藤淳構造設計事務所
施工管理:内田嘉哉+柴崎勝/内田産業


ハヤシツヨシ氏が手掛ける廃棄瓦を材料にした家具

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Kawara-Bench-by-Tusyoshi-Hayashi_dezeen_ss_8.jpg

ケルン2014:アイントホーフェンのデザイナー、ハヤシツヨシ氏は廃棄されたをカーブした座面として活用し、スツールやベンチのシリーズを制作しました。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

ハヤシ氏は高浜の工場から伝統的な瓦を集めました。高浜は地元の粘土を使った瓦作りの長い伝統を持つ町です。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

日本全国で生産される瓦全体の5%が製造中になんらかの損傷を受けてしまい、その結果毎年6万5千枚もの瓦が埋め立てに利用されています。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

ハヤシ氏は欠けたり割れたりして壊れてしまった瓦のパーツを切り出し、標準化した木のフレームに取り付けます。そのため組み立て用の釘や接着剤は必要ありません。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

「滑らかな曲線を描く(瓦の)形は、人に座りたいという気持ちにさせ、人間工学的に姿勢をまっすぐに保つことができます」とハヤシ氏はDezeenに語っています。

また「製造工程によって瓦は非常に耐久性に優れどんな天候にも対応できるため屋外での使用に適しています」とも語っています。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

「日本の屋根瓦は摂氏1200度以上で焼成されるので、だいたい約800度前後で焼成されるヨーロッパのタイルよりも固いのです。椅子一脚で体重120キロの人まで支えることができます」とハヤシ氏は語ります。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

捨てられた瓦の多様な質感や色などの特色に魅せられ、ハヤシ氏はこの瓦の新しい機能を探すことにしました。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

「燻された屋根瓦には表面に年月を重ねた風合いが出て、施釉業者が顧客に瓦を見せると捨てられて、また新たな色が作られます」とデザイナーは語ります。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

木製のフレームは、1つの椅子として使うこともできる他、組み合わせて脚の高さの違う長いベンチにすることもできます。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

ハヤシ氏は昨年デザイン・アカデミー・アイントホーフェンを卒業し、12月にこの街に自分の事務所を開いたばかり。欧州や日本の工場から出た様々な廃棄物を活用する可能性を探求するプロジェクトを手掛けています。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

「僕の一番の夢は世界各国の工場と協力して、自分のデザイン理念を応用して独自の価値観や廃棄物の産地を提案して行くことなんです」とハヤシ氏は語っています。

Furniture made from waste tiles by Tsuyoshi Hayashi

カワラプロジェクトはケルン国際家具見本市(imm cologne)の[D3]デザインタレントエキシビションの1点として展示されました。

今年の[D3]コンテストは、伝統的なシェーカースタイルのペグボードを基にした壁掛けレールが優勝しました。ケルン国際家具見本市はケルンメッセ・エキシビションセンターで1月19日まで開催されていました。

隈研吾が木のレイヤーを積み重ねて、オフィスとカフェの内装をデザイン

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日本の建築家、隈研吾は、カフェやワークスペースのある大阪のオンラインレストランガイドの内装を、レイヤー状の木製ボードを用いた縞模様で仕上げた。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

隈研吾は、ぐるなびのための2ヵ所のスペースのインテリアをデザインした。一方は展示スペースや日本のレストランガイドのインフォメーションセンターとして、もう一方はカフェとして利用される。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

双方のスペースは同じデザインコンセプトのもとで設計され、家具としての機能を備えた景観を生み出すため、合板のレイヤーを用いた外観を造り上げた。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

「内装を地形のように仕上げるために、木のパネルを積み重ねました」と隈氏は語る。「旬の様々な種類の食べ物が、木製の地面の上に並べられます」

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

「Shun*Shokuラウンジ」のカフェでは、木製ボードが1つのコーナーに床から天井まで積み重ねられ、中央にはカウンターを設け、側には座席が加えられている。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

同様にワークスペースでは、ボードの地層が部屋の角を包み、棚や机、そして座席を形成するために、様々な高さに広がっている。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

「Shun*Shokuラウンジ」

2つのスペースは両方とも、3面のガラスの壁と背後の頑丈な壁によって囲まれており、大阪の鉄道のメインステーションにある商業施設の向こう側へ通じる通路によって隔てられている。

Gurunavi cafe and office by Kengo Kuma

同じようなレイヤーの効果が、隈氏の手掛けたダンディーのV&A美術館のデザインにも用いられている。この美術館は、昨年8月に建築の許可が下りた。

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Arnout Meijerが手掛ける色の変わるランプ "Thanks for the Sun"

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ケルン2014:ロッテルダムのデザイナー Arnout Meijerが手掛けたLEDランプシリーズは、色温度を調節して1日を通してさまざまな雰囲気を作り出すことができます

Meijerは19日まで開催されていたimmケルン国際家具見本市の展示会の[D3]デザインタレントエキシビションに参加し、この作品を展示していました。

Meijerは、仕事や集中に必要な白く明るい光や、就寝前のリラックスタイムを演出する暖かくやわらかな色調など、さまざまな役目を果たす光の必要性を踏まえて「Thanks for the Sun(=太陽に感謝)」シリーズをデザインしました。

Thanks for the Sun colour-changing lamps by Arnout Meijer

「ランプのデザインを考える場合、ランプシェードや構造、土台など、明かり以外のすべてをデザインしますが、最終的には電球を差し込むだけなんです。私はそれをひっくり返して、明かりに主役になってもらいたいと思いました。それで、デザインと形が明かりそのものというランプシリーズを作ろうと思いました」とMeijerはDezeenに語ります。

アクリルランプはそれぞれ内側と外側のLEDと連携していて、つまみやスイッチを使ってライトの色を明るく白い色から暖色の赤や黄色に調節することができます。

Thanks for the Sun colour-changing lamps by Arnout Meijer

LEDの光が表面を伝って広がり、透明なアクリルに刻み込まれたラインを映し出します。

波のようなラインの模様が特徴的で、内側から外側へと光が広がる際に滑らかな形へと変化して行きます。

「暖色と寒色の切り替えをしようと決めた時、明かりの特色が変わるならランプ自体の特色も変えることが重要だと考えました」とMeijerは言います。

Thanks for the Sun colour-changing lamps by Arnout Meijer

「19世紀末の電球の絵を見ると、赤々と燃えている様子を真似た波のような柄がいつも入っているんです。一方で、冷たい感じの白い明かりは、より現代的で真っ直ぐです。ちょうど蛍光灯のようにね」ともデザイナーは語っています。

シリーズには細いテーブルランプや丸いテーブルランプ、大きなウォールランプなどがあります。

Meijerはもともとデザイン・アカデミー・アイントホーフェンに在籍中にランプのデザインをしていましたが、現在はそれをもっと大きなスケールの実験の基盤としています。最終的には限定版の光の彫刻シリーズになるだろうと彼は語っています。

Thanks for the Sun colour-changing lamps by Arnout Meijer

写真撮影:Femke Rijerman

Thanks for the Sun colour-changing lamps by Arnout Meijer

エースホテル、ロサンゼルス郊外に最新支店をオープン

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Ace-Hotel-Downtown-LA_dezeen_ss.jpgのサムネール画像

エース・ホテルチェーンは、ロスアンゼルス郊外にある1920年代のビルの中に、座席1600の劇場と共に最新の支店をオープンしました。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

エース・ホテルの屋内デザインチームは現地の企業であるコミューン・デザインと共同で、かつてはロサンゼルスのブロードウェイ劇場地区にあるUnited Artistsのフィルムスタジオとして使われた建物の修復と改修に取り掛かりました。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

「この劇場の元からのデザインはスパニッシュ・ゴシックスタイルをよく感じさせるものとなっていました。建物の外観は必要最低限の現場打ちコンクリート構造に隠れています。」とアトリエ・エースは述べました。「その場所にエース・ホテルの最新の店舗があるというコンセプトが基本となりました。1920年代の魅力と現代のミニマリズムとの結婚です」

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

この建物のゴシックな外観と対比して、客室はシンプルで、元からある現場打ちコンクリートの天井を保っています。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

コミューン・デザインは装飾をデザインするとき、20世紀の建築家、ルドルフ・シンドラーのウエスト・ハリウッドの住宅を参考にしました。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

室内の家具はダークグレイに染めた中質繊維版でできている一方、色の跳ね返りは内装と芸術品により与えられています。洗面所は真鍮の固定具で装着し、寝室やリビングとは鉄とガラスでできた窓を使い分けています。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

タワーの中の公共スペースには喫茶店、レストラン、中二階にあるラウンジがあります。元からあるコンクリートの表面を表すために、壁紙をはがしています。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

スパニッシュ・ゴシックスタイルの劇場は入り組んだ壁や天井の型を修復し、72平方メートルの広さがあるイベントスペースを作りました。様々な特別室や個室サイズの映写室も、ミーティングやパーティとして使うことができます。

Ace Hotel opens latest branch in downtown Los Angeles

昨年、エース・ホテルはユニバーサルデザインスタジオによりショーディッチに会場を追加し、店舗のリストが1つ追加しました。

エース・ホテルはそれぞれ近郊にあり、特徴を反映するようにデザインしています。創設者のアレックス・カルダーウッドによるコンセプトは古い建物を適度な予算で産業回収を利用することです。惜しくもカルダーウッドは昨年11月に他界し、このホテルは彼の死後初めて作られました。

写真撮影:Spencer Lowell

クラーソン・コイヴィスト・ルーネ 五角形の木製家具を発表

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ストックホルム2014:スウェーデンの建築事務所クラーソン・コイヴィスト・ルーネが手掛けた日本のブランドMatsuso Tの木製家具コレクションはすべて五角形をしています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

クラーソン・コイヴィスト・ルーネが手掛けたMatsuso TのFiveシリーズは、丸みがかった五角形のデザインが特徴的。MatsusoTはデザイナーの倉本仁氏が監督する新ブランドです。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

「私たちは自分の五感で感じる5つの要素で出来た世界に住んでいます。5は奇数ですし、多すぎない。5は美しいのです」とこの事務所の創設者であるモーテン・クラーソンは言います。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

カエデの木材を使ったコレクションにはアームチェア、スツール、ダイニングテーブル、コーヒーテーブル、コートスタンド、洋服掛け、ベンチがあり、どれも角が丸くなっています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

「私たちは五角形と丸を組み合わせた形を作りました。Fiveシリーズのイスやテーブル、洋服掛けなどはどれもみなこの象徴的な形を共有しています」とクラーソンは語ります。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

表面にはくぼみが付いていて、テーブルの天板やイスの角に等間隔に脚が配置されていることを示しています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

一部のパーツまたはくぼみの部分だけが赤くペイントされているアイテムもあります。また全面真っ赤に塗られたイスもあります。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

イスには脚が4脚あり、そのうち2脚は背もたれとひじ掛け部分になっているカーブしたパーツの両側につながっています。そして、5本目の垂直の支柱が中心でこの作品を支えています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

スツールの脚のうち1本は座面の上に伸びてコートスタンドになっており、棒についた枝に衣服を掛けられるようになっています。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

洋服掛けは、両側が少し上向きになったシンプルな木製のはりでできていて、薄い赤のひもで天井から吊り下げることができます。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

Fiveシリーズはストックホルムデザインウィークの一環イベントで2月4日から開催されるストックホルム家具見本市で公開されます。

Five wooden furniture by Claesson Koivisto Rune for Matsuso T

クラーソン・コイヴィスト・ルーネは来週ストックホルムで、ソケット付きのモジュラーテーブルを展示する予定です。

写真撮影:オオタタクミ

 

Alessandro ZambelliがデザインしたAfilliaのランプ

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Maison&Object 2014:イタイアのデザイナー、Alessandro Zambelliによるランプのコレクションの、3Dプリントによって作られた網目状のシェードから、光が広がっている。

3D-printed shades diffuse light from Afillia lamps by Alessandro Zambelli for .exnovo

Afilliaのコレクションのそれぞれのランプは、イタリアの3Dプリント制作会社、.exnovoによるナイロン製のシェードを特徴としている。 Alessandro Zambelliは、自然の中で形作られた幾何学模様を基に、小さな穴が規則正しく開けられた3組のシェードをデザインした。

3D-printed shades diffuse light from Afillia lamps by Alessandro Zambelli for .exnovo

「このシェードは、内部に光を取込み、球形の中に凝縮されたオーラのような光を放つために、必要不可欠な幾何学模様の網の形状を表している。」と、デザイナーは語った。この照明には球形と、2種類の幅の狭いカボチャのような形があり、そのうちのひとつは、もう一つに比べて先端がフラットになっている。

3D-printed shades diffuse light from Afillia lamps by Alessandro Zambelli for .exnovo

ハイマツがテーブルランプのベース部分やペンダントライトの電球ソケットに使用されている。それらはすべて、電源に繋ぐ為の緑色のコードを持っている。このデザインは、昨日終了した今年のパリ郊外の見本市、Maison&Objetで展示された。

The T-Shirt Issueによる溶けて見えるスエットシャツ

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Sweatshirt-that-appears-to-melts-by-The-T-Shirt-Issue_dezeen_ss_1.jpg

ベルリンの団体The T-Shirt Issueはジャージ素材の布を薄く切り、4つの切子面のある服を作りました。スエットシャツが地面に溶けていく段階を捕らえています。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

The T-Shirt IssueのHande Akcayli,、Murat Kocyigit、Rozi Rexhepiは日常の洋服を分解し、新しい形にします。

「私たちのアプローチはTシャツのような非常に日常的なものを最も小さく意味を持つものまで崩し、元々の形とは離れた新しいものを作ることです。」と述べています。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

最新のプロジェクトであるMeltでは長袖のスエットシャツを4つの段階にまで崩し、ジャージ素材のかたまりにしました。

始めは簡単に識別できる切子面のある形で、その後の布はそれぞれ、まるで溶けている様にしわくちゃで折り目があります。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

袖は上の部分と合体し、裾は水平になるまで外に向かっています。

「溶けることで私たちは実生活の自我を形作り、壊しています」とデザイナーは述べています。「多角形それぞれが異なる人格からなり、個人的な経験を通じて成長する過程を象徴しています。それぞれの段階で、自我はだんだん社会的構成と自己中心を手放していきます。残っているのは可能性のるつぼです」

Sweatshirt that appears to melts by The T-Shirt Issue

このデザインを創るため、スエットシャツの高解析度の3Dスキャンが分解され360の多角形となり、形が重なったところが強調されるように折り目をつけました。

3D動画のツールが3つ以上の形を作り変形させるために使われ、多角形の量はそれぞれ減るようになりました。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

データでの画像がスエットシャツの「溶けている」状態を4段階にして表しています。

ジャージ素材はそれからカード上にレーザーで切断し、縫い合わせます。中に厚紙を入れ、服の形を固定するように強化します。

MeltはNew York Fashion Weekの期間中、Gallery R'Pureにおいて2月6日の午後7時から展示されます。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

画像データでは4段階でスエットシャツが「溶けて」いるのを見ることができます。

Dezeenでは2008年にThe T-Shirt Issueが作った人間の体をスキャンして型紙を作るというデザインを特集しました。このプロジェクトはDezeen Book of Ideasにも含まれています。

Sweatshirt that appears to melt by The T-Shirt Issue

画像データではスエットシャツが4つのステージで「溶けて」いるのを見ることができます。


マルセル・ワンダース 炭素繊維を風船で包み軽量のイスを製作

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Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

オランダ人デザイナーのマルセル・ワンダースはパーティ用の風船を使った超軽量の炭素繊維(カーボンファイバー)イスを製作しました。

Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

カーボン・バルーン・チェアは、アムステルダム市立美術館先週開幕したマルセル・ワンダースの回顧展の初日、欧州デビューを果たしました。

Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

たった800グラムのこのイスは、圧縮空気の入ったパーティ用の風船を使った手作り作品。風船は炭素繊維に包まれ、エポキシ樹脂で強化されています。

Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

イスの座面となっている網部分は格子状の炭素繊維で出来ていて、こちらもエポキシ樹脂の強化加工が施されています。

Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

「(カーボン・バルーン・チェアは) “世界最軽量のイスの製作をしよう”というすべてのデザイナーに対する挑戦としてマルセルが思いついたものです。カーボンを使った製法は超軽量化の可能性がありマルセルのお気に入りです。このイスは材料が少なく済み、ゴミも少なく、非常に耐久性に優れています。」とデザイン事務所は語っています。

Carbon Balloon Chair by Marcel Wanders

ワンダースの名を一躍世に広めたノッテッド・チェアを彷彿とさせるこのイスのデザインを見ても、風船であることは明らかです。ワンダースはノッテッド・チェアのフレームのマクラメ編み部分にもエポキシ樹脂を使っています。

The Knotted Chair was a lightweight design, also hardened with resin, that marked Wanders' international breakthrough in 1996

ノッテッド・チェアも樹脂を使った軽量デザインで、この作品でワンダースは1996年に世界的に広く知られるようになりました。

市立美術館で開催中のマルセル・ワンダース:ピンナップ(Marcel Wanders:Pinned Up)では、1980年代後半から今日までのワンダースの作品のコレクションを紹介しています。美術館の下の階にできた新たなギャラリースペースには、家具、照明器具、カトラリー、壁紙、パッケージや宝飾品を含む400点以上の作品が展示されています。展示会は2014年6月15日まで開催予定。

Corneel Cannaertsによる3DプリントのDazzle lamps、色とりどりのインテリアとして公開

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以前照明をつけた、切子面のあるグレーの3Dプリントをしたランプが日々のイメージから得たカラフルなインテリアとして公開します。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

ベルギーを拠点としたデザイナー兼プログラマーのCorneel CannaertsによるThe Dazzle lampsはデザイナー自身により開発された技術を使い、色を施して3Dプリントをしたものです。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

Zコーポレーションのカラープリンターと石膏のような粉を使い、ランプのシェード表面はグレーでプリントしました。一方、内部はカラフルな模様が多角形のメッシュ素材に貼り付けています。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

製造に添加する過程で、物質に色がついて、独特の光を放っています。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

「The dazzle lampの試作品は3Dのカラープリントで物質に異なった状態をはめ込む可能性を見せてくれました」とCannaertsは説明しています。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

ランプの大きさがこのような方法で変形し、重心の真ん中が三角形の穴より下となり、証明設備とLEDに空間を与えます。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

ランプそれぞれは2つの特別な調整がプリントされたため、ランプはつりランプ、スタンディングランプどちらとしても使用可能です。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

「不規則な三角形の形はメッシュと離れて作りましたが、3Dプリント印刷のファイル形式は必要でした」と話を続けました。「ランプを見る角度によって似ているけれども異なって見えるようになっています」

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

Cannaertsは自身でカスタマイズしたソフトウェアのアプリケーションを開発し、誰もがランプの形やサイズを変更できるようにしました。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

ソフトウェアにはまた、誰もがイメージを調達することができます。My Little Ponyからのスチール写真が一つの例になります。ソフトウェアはまた、色のついたメッシュに変更できます。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

現在はまだ、アプリケーションはデスクトップでのみ動いています。しかしCannaertsの計画ではウェブとモバイルのバージョンを作り、誰もが自分自身の形と色をカスタマイズできるようにすることになっています。

3D-printed Dazzle lamps by Corneel Cannaerts conceal colourful interiors

Stefan Borselius、Fogiaのために最小の椅子をデザイン

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Stockholm 2014: スウェーデンのデザイナー、Stefan Borseliusはスウェーデンの家具ブランド、Fogiaのために最小の椅子シリーズを造りました。

Stefan Borselius designs minimal chairs for Fogia

Stefan BorseliusによるFogiaのための円形の領域は、先週のストックホルム・ファニチャー・フェアで展示されました。構成は3つのデザインでできており、それぞれが前回のものを開発した形になっています。

Stefan Borselius designs minimal chairs for Fogia

「目的は標準的でありながら遊び心があり、恐らくは誰からも好かれるものを造ることでした。」とBorseliusは述べています。「そこにたどり着くにはバランスが必要でした。交流における直感と感情、職人の技と正確性が必要でした」

Stefan Borselius designs minimal chairs for Fogia

総ての椅子の基礎となったデザインはシンプルで座席と背もたれにクッションがついているものです。次に盛り込んだのは肘掛で最後のデザインはヘッドレストを特徴としています。

Stefan Borselius designs minimal chairs for Fogia

椅子はすべて様々な色の布張りをして華奢な金属のフレームか丸い木でできた足で支えています。

「椅子の細い金属の足はかわいらしく、標準的になる一方、丸い木の足はより遊び心のある表現となっています」とデザイナーは述べています。

Stefan Borselius designs minimal chairs for Fogia

他にFogiaがフェアで立ち上げたコレクションでは小さなサイドテーブルシリーズカップや本を置く場所を作るため、外にはみ出したベースのあるソファがあります。どちらもNote Design Studioによるデザインです。

モンクレールの2014秋冬のプレゼンテーションで、油圧式の装置が聖歌隊を揺り動かす

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今日まで開催されているニューヨーク・ファッション・ウィークの中で、フランスのファッションハウス、モンクレールの2014年秋冬のプレゼンテーションの一部として、アルプスの聖歌隊が油圧式の台座の上で旋回するパフォーマンスを行った。

Moncler Autumn Winter 2014 presentation_dezeen_6

土曜日、ニューヨークのハマースタイン・ボールルームで開催された、モンクレール・グルノーブルのスキーウェアとウィンターウェアのコレクションのショーケースのために、モンクレールは、ウインターシンフォニーと題した視覚と音響のインスタレーションを製作した。

Hydraulic mechanisms tilt singers at Moncler Autumn Winter 2014 presentation

10人の”振り子の合唱隊”のメンバー達が、小さな台座に立ち、胴や脚の周りを装置に固定された状態で、伝統的なアルプス歌曲のアップデートされたバージョンを歌った。

Hydraulic mechanisms tilt singers at Moncler Autumn Winter 2014 presentation

ダウンのモーニングスーツを着た9人の歌い手と1人の指揮者が、彼らの背中や足元に設置された伸縮する装置のピストンによって、様々な方向に傾く。

Moncler Autumn Winter 2014 presentation_dezeen_5

聖歌隊の後ろには、モンクレークの白と黒の服を着た60人の男女の聖歌隊メンバーが、4段に積み重ねられた長方形のボックスの中に立っている。

Moncler Autumn Winter 2014 presentation_dezeen_7

それぞれのボックスは、枠の周りがイルミネートされてお互いを隔て、真っ暗な舞台に浮かぶようにして現れる。

Hydraulic mechanisms tilt singers at Moncler Autumn Winter 2014 presentation

後方の集団が前方のグループとジョイントして歌うと、聖歌隊のメンバーを照らしている光がフラッシュする。

Hydraulic mechanisms tilt singers at Moncler Autumn Winter 2014 presentation

このプレゼンテーションは、今日終了するニューヨーク・ファッション・ウィークの中で2月8日に催された。

クリス・マーティンの手掛けたMassproductionsのソファシステム 角に沿ってジグザグに

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ストックホルム2014:スウェーデンのブランドMassproductionsによるこちらの映像では、デザイナーのクリス・マーティンが手掛けるモジュラーソファシステムがどんな部屋にもぴったりフィットする様子を紹介しています。

Anway Sofa System by Chris Martin for Massproductions_dezeen_4

クリス・マーティンが手掛けたAnyway Sofa Systemの特徴は30度と90度のデコボコのカーブ。フレキシブルに配置することができるので、使いにくいスペースにも収まります。

Chris Martin's sofa system for Massproductions snakes around corners

「置いてあるスペースと関連性の高いソファのニーズがあると知りました。Anyway Sofaはまるで建築の一部であるかのように室内の空間にぴったりフィットします」とマーティンは語ります。

Chris Martin's sofa system for Massproductions snakes around corners

布張りのイスは背もたれ部分の高さを選んで注文することができ、モジュールには両端に肘かけを追加するオプションも含まれています。

Anway Sofa System by Chris Martin for Massproductions_dezeen_3

イスの脚の仕上げは木材や金属などさまざまな素材から選ぶことができます。Massproductionsはこのイスを、先週開催されていた今年のストックホルム家具フェアで展示していました。

Daniel Rozinによるメカニカルミラー、日常の物質を使いイメージを再現

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Mechanical-Mirrors-By-Daniel-Rozin_Angles-Mirror_dezeen_ss9.jpg

アーティストのDaniel Rozinが手がけたこれらの双方向性のインスタレーションでは、センサーとモーターを使い、前に立っている人の鏡のイメージに並び替えます。

Mechanical Mirrors By Daniel Rozin_Weave Mirror_dezeen_2

Weave Mirror

Rozinが手がけたメカニカルミラーは、木の杭、プラスチックのスポーク、ガラクタを集めたものを含むアイテムとモーターをつなげ、それから大きな写真のフレームに組み立てます。

Mechanical Mirrors By Daniel Rozin_Weave Mirror_dezeen_3

Weave Mirror

イメージの背後にはそれぞれ隠しカメラがあり、リアルタイムで見えるものをコンピュータに送ります。コンピュータはイメージを830バイトのビデオ信号に変換します。Rozinがデザインしたソフトウェアでモーターをそれぞれ操作し、パネルを動かしてイメージを作り出します。結果、パネルの前には物や人の鏡のイメージができあがります。

Mechanical Mirrors By Daniel Rozin_Weave Mirror_dezeen_6

Weave Mirror

「メカニカルミラーは様々な材質でできていますが、同じ行動や双方向性を共有しています」とRozinは説明しています。「前に立っている人ならだれですすぐに表面が反応するようになっています」

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Angles Mirror

最近のインスタレーションであるAngles Mirrorは、プラスチックのスポークをアレンジし、三角形の鉄の枠をつけて、鏡の効果を出しています。

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Angles Mirror

Weave Mirrorと共に、Rozinは768の電動でラミネート加工しているCの形をしたプリントを使い、素朴なバスケットのように見え、感じさせることができるようにしました。

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Angles Mirror

一方、Trash Mirrorではニューヨークの町並みとアーティストのポケットから集めた様々な彩りのガラクタを500個集め、組み合わせました。

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Trash Mirror

「この組み合わせで、私たちは自分が捨てたものを反映しているということを示しているのです」とRozinは述べました。「この組み合わせ誇れるものは、ガラクタのような乱雑な物質でさえも動かすことができる計算能力を持っていることです」

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Peg Mirror

Rozinの初めてのミラー作品は830の四角い木片を使ったものでした。同じものを使って実験を繰り返しました。最も顕著なのは2007年、650個の木でできた杭を使い、それぞれを角度で切り、画素のイリュージョンを作り出したものです。

Mechanical Mirrors by Daniel Rozin replicate images using everyday objects

Peg Mirror

「静かに動く木の杭は宝石やコインのようにスポットライトの中で動きます。「デジタルでできたもの」で構成することについて、関心を集めるようにしています。」とRozinは述べました。

Mechanical Mirrors By Daniel Rozin_Wooden Mirror_dezeen_7

Wooden Mirror

Rozinはこの技術を使ったインスタレーションを台湾桃園国際空港に今年の終わりに作成することを約束しています。Rozinの作品はまた今年夏、ロンドンのバービカン・センターにおいて、デジタル革命の展示会の一部として展示される予定です。

モバイルオフィス利用を考えた自動運転車

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XchangE-Car_dezeen_ss3.jpg

スイスの自動車メーカーRinspeedがモバイルオフィスに変身する自動運転のコンセプトカーを発表、利用者は乗車中の時間を最大限に有効活用できます。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

Rinspeedのデザイナー達は、XchangeEのコンセプトカーを製作するためにTesla Model S セダンをベースに改造し、未来の自動運転車がどのようなもので、どんな感じがするのかのイメージを提示しています。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

「これまで、ドライバーの視点から当然と思える結論にたどり着いた人は殆どいませんでした。今や大幅に負担の減ったドライバーが余った時間を活用できるようにするためには、車内をどのようにデザインするべきなのでしょうか?」とRinspeedの創設者であるフランク・M・リンダークネヒト(Frank M. Rinderknecht)は言います。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

ドライバーが自動運転に設定すると、ハンドルを移動させて机を取り出し、ノートパソコンやその他のオフィスツールを置くことができます。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

車が自動運転状態になれば、ドライバーはシートをクルリと回転させて同乗者と向い合せに座ったり、フラットなベッドなど20通りの座席アレンジを自在に楽しんだりすることができます。車内でリラックスしながら4つのスクリーンを使ったエンターテインメントシステムを利用できます。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

XChangeEはワイヤレス4G接続も可能で、クラウドサービスを使って道中の警告システムや個々に合わせたおススメといった情報を活用できるとRinspeedでは考えています。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

ダッシュボードの1.2mのディスプレイには走行距離や燃料の残量といった情報が表示されます。車内の後ろ側には32インチのモニターが設けられ、ジェスチャーコントロールでTV番組や映画のオンデマンド放送にアクセスすることができます。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

車内には個々に調節ができる358個のLEDが使用され、さらに計器パネル内の98個のLEDが車内を優しく照らします。座席とカーペットはテキスタイルの専門家Strähle+Hesが開発し、メリノウールやシルクなどの自然素材を利用したものとなります。

Luxury self-driving XchangE Cars to become offices of tomorrow

XchangeEはRinspeedの製作した20代目のコンセプトカーであり、来月開催されるジュネーブモーターショーで公開される予定です。


トルコの放送タワー・ビジターセンター、リボンのようなデザインがコンペで勝利

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Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

国際的な建築会社のINDとパワーハウス・カンパニーは、チャナツカレにおける高さ100メートルの、放送・展望台タワーのコンペで勝利しました。このデザインは途切れがないリボンのように見えます。

Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

歴史的な街、チャナツカレの郊外にある森林に覆われた丘の頂上での建築を予定しており、IND(Inter.National.Design)とパワーハウス・カンパニーが提示したのは地上にあり、上に伸びてタワーができる起伏するループが基礎となっています。

Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

コンペの概要で求められていた要素は、展示スペースと展望台を含む娯楽施設が通信用の柱に含まれていることでした。

Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

コンペ受賞者は「新しいチャナツカレ放送タワーはすべての異なった機能と空間要件を一つの動きを見せる空間に統一させるという逆説の解決策となるデザインです」と述べました。

Site plan of Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

平面図―クリックでイメージを拡大

訪れる人はこの場所の周りで輪の状態になっている隆起した通りを探索し、ビジターセンターにたどりつきます。ここは街に面した丘の端にある梢の上に立てられています。

Technical plan of Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

技術計画―クリックでイメージを拡大

地面に固定している送信機からでる放射線で訪問する人や働く人が危険を受けないように案内所とタワーを離して設置しています。そしてこれからの技術に対応できるよう、シンプルな形状でデザインしています。

Axo circulation diagram of tower of Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

タワーの軸索循環図―クリックしてイメージ拡大

「アンテナ塔は2つの縦道が合流する形となっており、訪れる人がこの建物に入る際、門の下をくぐるときの上品な門を作り出しています。」と付け加えています。「この動きは遠くからはアイコン的な外観で、近づくと詳細な美的経験に変わるという強い視覚的な独自性を作り出します」

Visitor centre circulation diagram of Ribbon-like design wins competition for a broadcast tower and visitor centre in Turkey

案内所周回図―クリックしてイメージ拡大

地面から建物を離すことにより、周囲の森林への影響を最小限にするという建築家の意図が表れます。弧を描いた通り道によるスペースは訪れた人がこの場所を訪れ、道が地面に触れた時や展望デッキの下にある階段から公園として使うことを考慮しています。

建築家は基盤整備、土木会社のABTと共同して受賞した企画書のデザインを行いました。

主なイメージはMIRによるものです。

Renaud Defrancescoのヘッドホンは透明なプラスチックのバンドで音楽を伝える

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Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across acrylic glass band

ECALの学生Renaud Defrancescoは、音楽の振動を耳へと伝える透明なアクリルガラスのヘッドバンドをデザインしました。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

「音楽を聴く新しい方法なんです。音楽にどっぷり浸れますが、通常のヘッドホンを使った時のように周囲から隔絶されることはありません。周囲の音が聞こえないと危険な場合がありますよね」とRenaud DefrancescoはDezeenに語ります。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

Defrancescoが手掛けたVibsoヘッドホンはBluetooth経由で音楽を再生し、ヘッドバンドの上の不透明なプラスチックのカバーの下に隠れた電磁石を振動させて音を創り出します。スピーカーの作りとよく似て、電磁石は接続部分を動かし、それが順番に薄い膜を振動させます。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

既存のスピーカーに使用されている黒くて丸いプラスチックの層を使う代わりに、この表面は厚さ2ミリの透明なアクリルガラスで出来ています。「薄い膜はアクリルガラスで出来ています。音がよく伝わり、柔軟性もあって熱形成もしやすいからです」とDefrancescoは説明します。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

振動は曲がった薄い膜を伝わって、耳を塞ぐ部分にまで到達します。ユーザーはわずかな動きを感じずに音楽を聴きます。「このヘッドホンは音を内側へと響かせる形をしているので、周囲の人には音楽が聞こえません」とDefrancescoは言います。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

大きなパッドの付いたノイズキャンセラー機能付きヘッドホンと比べた際Defrancescoのデザインは、誰かがヘッドバンドの反対側に耳を当てると音楽を一緒に聴くことができる点や頭の両脇が暑くならないといった優位な点があります。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

このバンドにパッドを付けて使い心地をよくすることもできます。Defrancescoはこの作品を今月初めのローザンヌ美術大学(Ecole Cantonale d'art de Lausanne)のハーフタイム・エキシビションで発表しました。

Headphones by Renaud Defrancesco transmit music across plexiglass band

Cut Copyのミュージックビデオで、光り輝く3Dプリントのキャラクター達がLAを冒険する

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Dezeen ミュージック・プロジェクト:クリエイティブスタジオ、PARTYがオーストラリアのエレクトロバンド、Cut Copyの楽曲「We Are Explorers」のために制作した、このストップモーションアニメのミュージックビデオでは、3Dプリントで作られた男女ペアのミニチュアのフィギュアが、ロサンゼルスをさまよっている。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

「私達は、曲のタイトルと歌詞にある’we are explorers’という言葉から、このアイデアを思いつきました。」PARTYのクリエイティブディレクターであり創設者の川村真司氏はDezeenに語った。「私達は、冒険者達(explorers)のストーリーを創りたいと思いましたが、それを今まで見た事もないような旅にしたいと考え、3Dプリントで200体のフィギュアを作り、それを撮影したストップモーションアニメを制作することにしました」

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

Cut Copyのために、川村真司、清水幹太、Aramique Krauthamerによって編集されたこのビデオでは、小さなキャラクター達が、散乱したごみに遭遇し、ポストに登り、旅の途中で見つけた物を集めたりして、ストリートを行く様子が描かれている。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

ストップモーションのシークエンスのために、200体のフィギュアがStratasys社の1200esプリンターによって、紫外線に反応するフィラメントを素材として作られた。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

チームは、ロサンゼルスでの撮影の7日間のあいだ、被写体の発光を生み出すために携帯式のブラックライトを使用した。さらにポストポロダクションの際は、輝度をわずかに強調させた。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

「私達は、3Dプリンターでフィギュアをプリントする際の素材に、紫外線に反応するフィラメントを使用しました。そのため、ブラックライトに当てると発光するのです」と、川村氏は言った。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

作品が完成すると、PARTYはビデオの制作に使ったファイルを、オープンソースとして公開し、他者が制作にトライできるようにした。

Glowing 3D-printed characters explore LA in Cut Copy music video by PARTY

「私達は、単なるビデオだけでなく、更に大きな体験を生み出したかったのです」と、川村氏は説明した。「そのため、私達はすべての3Dのデータとストーリーボードを、Bit Torrentに無料でリリースすることにしました。それにより、人々はもし望めば、実際にビデオのすべてを再現することができるのです」

フランシス・ビトーニとニュースキンズ・ワークショップの学生 MakerBotで柔軟性のあるドレスを3D印刷で製作

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Bristle-3D-printed-dress-by-Francis-Bitonti-and-New-Skins-Workshop-students_dezeen_2ss.jpg

デザイナーのフランシス・ビトーニは学生と協力して、透明で柔軟性のある繊維を使ってこの繊細なドレスをデザインし、3D印刷しました。

ビトーニは自分の事務所でワークショップを開催し、そこで学生たちはデジタル・モデリングと3D印刷技術を使って実験を行い、ブリストル・ドレス(Bristle Dress)の製作につながりました。

「このプロジェクトは大きな塊を作り出すために様々な方法や技術を探求することから始まりました。私たちはカラダのシルエットを空気に溶け込ませることに取り組みました。衣服を変化するものにしたかったんです」とビトーニは言います。

Francis Bitonti and New Skins Workshop students 3D-print flexible dress on a MakerBot

ドレス上部のサンゴのような部分は半透明のPLA繊維で作られていて、枝のような形は周囲の環境に溶け込んでいます。

「半透明なのでこの素材が選ばれました。光を屈折してくれるお陰で私たちのデザインの目的達成に非常に役立ちました」とビトーニは語ります。

MakerBotの柔軟な繊維を使って多面的スカートを作り、スカートはフェイクのラビットファーの裏地がついています。

Francis Bitonti and New Skins Workshop students 3D-print flexible dress on a MakerBot

「スカートを3D印刷することで、毛皮の裏地の風合いを取り入れた面白いインターフェースを作ることが出来ました。毛皮は全体のシルエットを形作るのに役立ち、人工と自然両方の生地を組み合わせることができました」とデザイナーは言います。

この部分はウェブ上に公開され、ユーザーはThingiverseでファイルをダウンロードしてカスタマイズすることができます。

このドレスは、今年の初めニューヨークのブルックリンにあるビトーニの事務所で開催されたニュースキンズ・ウィンターワークショップの間、市販のMakerBot Replicator 2というデスクトップマシンで製作されました。

Francis Bitonti and New Skins Workshop students 3D-print flexible dress on a MakerBot

昨年の夏、第一回目のこのプログラムで学生たちは筋肉繊維や血管、動脈を参考にした3D印刷のドレスを製作しました。

次のワークショップはロンドンのレイブンズボーン・カレッジ(Rvensbourne College)で7月に開催される予定。

写真撮影:Chris Vongsawat

吉岡徳仁、ミラノにおけるグラスイタリアの鏡面仕上げのガラステーブルを発表

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日本のデザイナー、吉岡徳仁はイタリアのデザイナーブランド、ミラノにあるグラスイタリアのための鏡のように反射するガラステーブルを発表します。

PRISM Mirror Table by Tokujin Yoshioka

吉岡グラスイタリアのためのPrism Mirrorテーブルでは透明度の高い鏡面仕上げのガラスを使い、テーブルの表面を覆うことで周囲を反射します。

PRISM Mirror Table by Tokujin Yoshioka

「この作品は周囲の景色を反映させるキラキラ光る彫刻のようなテーブルです。」と吉岡は述べてます。テーブルの面ははす縁で長方形の形をしており、鏡面仕上げのブロックが足の役割をしています。

PRISM Mirror Table by Tokujin Yoshioka

ガラスのパネルはテーブルの縁がプリズムのように屈折した光が出るようにカットしています。

PRISM Mirror Table by Tokujin Yoshioka

吉岡はクリスタルから成長する椅子ほとんど透明な家具のような反射する透明な物質を使用することで知られています。このテーブルは昨年、グラスイタリアのために作った吉岡徳人のPrism mirrorsに続くものです。新しい作品は4月8日から13日にかけて行われるサローネ国際家具見本市で展示される予定です。

Mieke Meijer の手掛けた机と収納付き吊り下げ式階段

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Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

収納スペースを統合した階段を住人が上へと登って行きます。この吊り下げ式の階段はオランダのデザイン事務所Mieke Meijerの手掛けたもの。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

Object élevé はオークと黒いスチールのインスタレーションで、デザイナーのJust Haasnoot がハーグの裕福な近郊都市ワッセナーにある自宅のために依頼したものです。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

この階段はフレームだけの箱を使って、収納と上の階へ続く道とを組み合わせています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

この作品はアイントホーフェンでのMieke Meijer のワークショップで手作りされた作品で、作品の持つ工業的雰囲気は、1930年代に建てられた家の薄いブルーの壁と落ち着いた色調に対して計算されたコントラストを生み出しています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

「吊り下げ部分と床置き部分の構造はどちらもほとんどフレームだけで出来ているため、構造が丸見えのデザインの特徴が生きています」とMeijerは言います。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

階段は左右の段を互い違いにするサンバシステムを基本にしているため、傾斜は急ですがそれでも昇り降りが楽にできるようになっています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

階段の下半分は棚と収納部分を組み合わせた幅の広いオークが特徴です。また植物や飾りのスペースとしても活躍し、机にもなっています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

しかし半分ほど登ると、階段のデザインと用途が変わります。ステップ部分が小さくなり、吊り下げられた骨組みの一部になります。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

棚とディスプレー、簡易書棚用のスペースになっている平らで大きなオークが特徴です。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

机の横には3段の棚の付いた戸棚がはめ込んであり、これで一揃いとなっています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

「私たちはベルント・ベッヒャーとヒラ・ベッヒャーの写真にヒントを得ました。ベッヒャー夫妻のモノクロ写真は、機能やデザインが非常に似通った工業的な建築物の類型的写真シリーズで知られています。私たちはこの建築物を機能的なインスタレーションに作り変えたのです」とMeijerは語っています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

オランダのデザイン事務所はこれまでにもドイツ人写真家の作品にインスピレーションを得た作品、Winding Tower 01 テーブルを発表しています。

Suspended staircase combined with desk and storage space by Mieke Meijer

武田麻衣子による暗闇で光るトゲのある髪飾り

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ファッションデザイナーの武田麻衣子はパリにおける作品展示でとがった仮面と体につける装飾品のエリアにおいて暗闇で光るデザインを加えました。

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

武田麻衣子は自身の大気圏に再突入するような女性用の帽子と宝石のコレクションを拡大させ、ブラックライトで光る襟巻を加えました。

最新のデザインは頭と肩の周りをおおうもので、デジタルアート出版POSTmatterにより動画で公開されています。

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

「私は昨年夏、レミ・パランゴーとPOSTmatterから来たチームで、共同フィルムのプロジェクトについて話し合いました。私は空間に浮かびあがる光を思いつきました。オーロラや彗星などの写真が思い浮かんだのです」と武田はDezeenに述べました。

「私はこのインスピレーションを作品の入れる素晴らしい機会だと思い、自分ができることを調べてみました」

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

武田は蛍光色の塗料を先端の尖った透明なプラスチックにひとつひとつ塗り、塗料の点を集めるために段階的につけた色付きのスプレーを合わせました。

光と闇の間を揺れ動くフィルムは、紫外線のもとでの作品の変化がわかるようになっています。また、そよ風が立つと、わずかに透明の毛のように作った作品が波打つのが分かります。

「波立つ様子もまた美しく、水中に浮かぶ蛍光色のクラゲのようです」と武田は述べています。

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

フィルムが完成した後、最初の作品に伴う、暗闇に光るより小さな作品を作ることにしました。

発光塗料を使用することで、日中はただ透明の毛先が見えるだけですが、暗くなると物質自身が光り、光を放ちます」と説明しました。

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

武田は最初、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んでいるときにAtmospheric Reentryコレクションをデザインしました。昨年、その学校における毎年恒例のファッションショーにおいて作品を公開しました。

アイスランドの歌手であるビョークは、Dezeenで武田のデザインを見た後、彼女がデザインした髪飾りをつけてパフォーマンスをしています。

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

現在、武田はより日常的な服の作品を作ろうとしています。「今の私の関心事は、コレクションをより日常的なファッションアイテムにまで広げることです」と述べています。

「だからと言って妥協した作品を作りたいわけではなく、このアイディアが発展して、オートクチュールや製品デザインの分野を越えることに挑戦するのは非常にわくわくします」

Prickly headdresses by Maiko Takeda now glow in the dark

彼女の作品はパリのJoyce Galleryで3月22日まで展示されています。

写真撮影:Ayako Kichikawa


Randy Scott Slavinは、パノラマ写真のシリーズ"オルタナティヴ透視画像"を生み出していく

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Randy-Scott-Slavin-extends-Alternative-Perspectives-panoramic-photo-series_dezeen_ss_13.jpg

ニューヨークの写真家、Randy Scott Slavinは、アメリカの街並と自然の景観の写真とを繋ぎ合わせて、この”オルタナティヴ透視画像”シリーズの新作を生み出した。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

Randy Scott Slavinは、アメリカ中で撮影した写真に画像処理を施し、360度のパノラマにする。デジタルマッピングによるステレオ投影によって、彼の”オルタナティヴ透視画像”の2シリーズは生み出された。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

そこには、タイムズスクエアの巨大なLEDビルボードや、世界貿易センターが以前あった場所の新しい建物、イーストリバーを横切る橋のシリーズなどの、ニューヨークシティの景観が含まれている。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

この1組の写真は、最初の写真よりも風景志向で、ほとんどのエフェクトは、写真中央部の空と水の周辺にかけられている。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

ビーチ、森林、砂漠、そしてマイアミやロサンゼルス、ロングアイランドにあるブリッジハンプトンなどのロケーションで撮影された都市の風景だ。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

Slavinは、ポストプロダクションまで、一式の写真画像が360度のパノラマとして成功するかどうか予測できないと説明した。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

「シリーズ1を撮影している時、何をどうすれば最高の”オルタナティヴ透視画像”を作れるのか、なんて絶対に分からないことに気づきました。」と彼は述べた。

「時々、ありふれたような景観を撮影し、ポストプロダクションの段階で、それが素晴しいものになることを発見するのです」

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

Slavinは写真を撮るために、厳しい天候や屋外での生活に耐え、野生生物と遭遇した。「蟻、蚊、クラゲ、日焼け、雨(たくさんの雨)、凍えるような風、危険な氷上の移動など、私が”オルタナティヴ透視画像2”を撮影している間の経験は全く喜ばしいものではありません」と彼は言った。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

最近では、Slavinはたったひとつの限定版を作成するよりも、購入しやすい印刷の作品を作っている。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

「オルタナティヴ透視画像のシリーズ1では、非常に高価な限定版の印刷を行いましたが、多くの作品のファンには手が届かず、非常に残念でした。」と彼は述べた。

Randy Scott Slavin extends Alternative Perspectives panoramic photo series

Species of Illumination インタラクティブライト 人間と暗い場所を探して動く

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オランダ人デザイナーのボブ・デ・グラーフ(Bob de Graaf)の手掛けた自律式ランプは人間の仲間を探してついてまわったり、家で一番暗い場所を探したりします。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

Species of Illuminationシリーズの2つのランプ:天井に付けるウォレスランプとダーウィンデスクランプ

デ・グラーフのインタラクティブライトのシリーズはSpecies of Illumination と呼ばれ、センサーやモーター、伸縮自在のケーブルが付いているため、自分の動きを自由に決めてまるで生き物のように動くことができるのです。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

シリーズには2つのライトがあります。ウォレスライトはセンサーを使って部屋で一番暗い場所を探し、そこを明るく照らします。それを終えると、ランプは次に暗い場所を探して同じ動作を繰り返します。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

ウォレスは一方の端を天井に取り付けます。3本のワイヤーが付いていて、長い電気コードの先についているヘッド部分を支えています。ヘッド部分はリング状のパーツで包まれ、銅のワイヤーがパーツをつないでいます。

一方ダーウィンは自力で発電できるソーラー電力を使ったデスクランプです。日中、バッテリーを充電するために車輪を走らせ太陽光を探します。夜は動くものを部屋中探して人にくっついてライトで照らしてくれます。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

ダーウィンは頭部のセンサーを使って人と相互作用することができます。ライトの前に手をかざすと、その動きをとらえて追跡します。手をどけるとライトは動くのをやめます。

ダーウィンはしっかりとしたコイル状のワイヤーで出来た2つの車輪、黒いボディの背中にはソーラーパネス、そして球状の白い頭が特徴です。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

「ウォレスとダーウィンの相互関係や感情を持った関係は、まるでペットと同じように人々に幸せを与えます。生き物の動きは感動や感情、コミュニケーションを引き起こすものとなります」とデ・グラーフは説明します。

「ライトはとても命のある物だと思います。生きてはいないということは分かっていますが、境界線がもっと曖昧になる瞬間が来ると思っています」と彼は続けています。

Species of Illumination interactive lights go in search of humans and dark spots

このデザイナーは2011年に抽象的な頭の付いたラジコンボックスを作って、オランダのアイントホーフェンでそれを使って実験を開始した後、このアイデアを考案しました。デザイナーは、通行人がまるでペットにするようにライトに手を振ったり、可愛がったり、追いかけたりすることに驚きました。

そこでデ·グラーフは、人間によるコントロール要素を除いて物を自律的にするという実験を行い、昨年のデザインアカデミー·アイントホーフェン一部として卒業制作の一部としてこのSpecies of Illuminationランプを展示しました。

グーグル、スマートウォッチ用のアンドロイドウェア操作システムを公開

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グーグルはアンドロイドウェアという身につけることのできる機器のためにデザインした操作システムを公開しました。更にテクノロジーを組み込んだ最初のスマートウォッチの詳細についても公開しました。

Google Android Wear

グーグル アンドロイドの接続を使用した時計の例

本日公開された一連のYoutube動画では、グーグルはアンドロイドウェアの操作システムを現在操作可能なアプリにまで広げ、一目で見れるようにデザインした身に付けられる相互作用の装置を内覧しました。

「身に着けることができる機器を持てば、これからは手首を一目見るだけですぐに必要な情報が検索する必要なく確認することができます。」とアンドロイドの設計委員長であるDavid Singletonは述べました。

Google Android Wear

アンドロイドシステム、グーグル既存のGoogle Nowサービスを使用

既存のGoogle Nowサービスを使うことで、新しいユーザーは本人の好みに従って情報の優先順位をつけ、様々なアプリケーションから情報を検索する必要なく受動的に情報を得ることができます。

例えば、朝に地元の天気情報を見ることができ、現在の交通状況を元に会議の時間までの移動時間を知ることができます。

Google Android Wear

「時計は時を告げるのにふさわしい機器ですが、まさに求めているもので有用で実施できる情報が必要なときに持てることを考えてみてください。」とSingletonは述べました。

動画の始まりは、使っている人がネットサーフィンをするときにクラゲに気をつけるよう注意の警告を受けます。そしてすぐにスクリーンをスワイプし、他のビーチに移るようにします。

「最も緊急に求めている情報を得る時間について考えてみてください。」とアンドロイドのデザイナーであるAlex Faaborgは述べています。「気になるところを次々と動かしていくものがあれば、重要な物事を見落とすことはありません。」

アンドロイドウェアはグーグルグラスのように音声コントロールを組み込んでおり、「OK、グーグル」と言えば起動します。

Google Android Wear

「どこまでシンプルにすべきなのか、多くの考えをめぐらせました。」と話を続けました。「信じられないくらい早く、一目でわかるものでなくてはなりません。たった2つの要素だけです。最も自分に関係のある情報と話すこと、命令を与えることができる能力です。」

このシステムはまた、携帯メールや電話を受け、返答すること、音楽を聴くことを容易にします。Nike FuelBand やFitbitのように、ライバル機器の健康や活動を記録する機能を組み込んでいます。

Google Android Wear LG watch

LG G Watch

最初のデバイスでは韓国の企業LGのシステムとLGが立ち上げたGウォッチを使用することを年内に公表しました。2つのデバイスはアンドロイドウェアの立ち上げ動画に丸と四角、両方の形で公開し、今後現れるモトローラによるモト360のバリエーションもあると報告されています。

「このビジョンを現実化するために、家電メーカー、チップメーカー、ファッションブランドと協力し、時計の生態系を様々なスタイル、形、サイズで育てようとしました。」とSingletonは述べました。

グーグルは操作可能なソフトウェア開発一式の内覧を行い、開発者がアンドロイドのアプリを拡大し、新しいシステムに組み込めるようにしました。

OMAがBIGとBuro Ole Scheerenを破りアクセル・シュプリンガーのオフィスプロジェクトを獲得

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OMABIGBuro Ole Scheeren を破りマルチメディア企業アクセル・シュプリンガーのベルリン本社増築のコンペを勝ち取りました。

オランダ人建築家のレム・コールハースが率いる建築事務所が、高さ30mのアトリウムが特徴の建物で優勝を勝ち取りました。そのコンセプトは隣接するアクセル・シュプリンガーの社屋にインテリアを「贅沢に広める(放送する)」というもの。

Axel Springer Berlin office by OMA

内部の雰囲気や部屋のレイアウトに新たな基準を打ち立てる構造を開発するという任務に取り組む中で、OMAは外のテラスに広がる何段も重なるフロアを提案しました。

優勝の知らせを聞いたレム・コールハースは次のように語りました。「建築物を結集して抜本的な変革を起こす、つまりあらゆる次元での仕事場の構築に一役買っているクライアントのためにベルリンでまた建築ができるのは素晴らしいチャンスです」

この建物では、この企業の成長中の事業部、特にデジタル部門用のスペースを新たに造り出しています。

Axel Springer Berlin office by OMA

「レム・コールハースは、よく見ないと秘密が分からない建物を設計しました。建築学的には中心に新たな共同作業を作り上げています」と語っているのはこの街の都市開発部長のRegula Lüscher氏。

「この建物はベルリンの壁に続く道にあるため、このコンセプトには力強い象徴としての力があります。それによりアトリウムと素晴らしいインテリアが作り出され、この街の統一に呼応しています」とLüscher氏は言います。

このコンペの最終候補作リストが発表されたのは昨年12月。最終選考に残った3社の案はすべて今年後半にフランクフルトのドイツ建築博物館の展覧会に展示される予定です。

ザハ・ハディド マカオのカジノリゾートに彫刻をほどこしたホテルを公開

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ザハ・ハディド・アーキテクツは中国、マカオで建設中の外骨格があらわになった40階建てホテルのイメージを公開しました。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

780室あるホテルはザハ・ハディド・アーキテクツが不動産開発業者でカジノを専門としているメルコ・クラウン・エンターテイメントのためにデザインしました。建設地は企業の最重要都市であるコタイのCity of Dreamsにあり、一見ラスベガスを思わせる場所です。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

さまざまな空間がある大きなブロックと解釈し、中心を通って彫刻を施したように、ホテルは格子造りの構造の背後に入った形になっています。

床面積150,000平方メートルあり、会議場や設備、レストラン、スパ、隆起している形のプールも含まれています。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

「このデザインはドラマチックな公共スペースと広い客室があり先端工学と秩序だった一致が加わっています。」と建築士は声明にて述べています。

この建物はマカオにあるメルコ・クラウンの5番目のホテルです。マカオは香港と同様、中国の特別行政区となっています。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

2013年に建設工事を開始し、2017年に竣工の予定です。

ザハ・ハディド・アーキテクツからの詳細は以下の通りです。

マカオ、City of Dreamsに5番目のホテル建設

アジアにおける統合型リゾート開発・運営会社であるメルコ・クラウン・エンターテイメントは企業の最重要都市であるマカオ、コタイにあるCity of Dreamsにおいて5番目のホテル建設におけるプロジェクトの詳細とデザインを公開しました。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

40階建てで延べ床面積は150,000平方メートルあります。客室、スイートルーム、スカイヴィラは約780室あります。また多岐にわたる会議室、イベント施設、ゲーム室、アトリウム式ロビー、レストラン、スパ、スカイプールがあります。住宅地域の後部と補助設備も含め、タワーのデザインはホテルの複合的な計画を一つの封筒にまとめて解決したものです。

デザインではドラマチックな公共スペースと、十分な客室が混ぜ合わさり、先端技術と形式が統合されています。外観の四角形は巨大なブロックに多くの空洞があり、中央を通ってカーブし、屋根、壁、天井にある伝統的な建築要素と統合し、押し出したようになっており、彫刻のような形を作ります。ホテル内部にある公共スペースを定義づています。

City of Dreams hotel in Macau by Zaha Hadid

このタワーの露出した外骨格はデザインの大胆さを強めています。豊かな表現と力強さがあり、外観は内装のレイアウトを最大限に利用し、新しいコタイ地区との関係を確立しています。

City of Dreamsにある新しいホテルの開発は2013年に開始します。プロジェクトのオープンは2017年初めになる予定です。

リチャード・ハッテンによる、レイヤー化された織物の椅子が、ミラノで発売される

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ミラノコレクション2014:オランダのデザイナー、リチャード・ハッテンは、545層に重ねたKvadrat(クヴァドラ)の布地のレイヤーから成るマルチカラーのチェアを、来月ミラノで発表する予定だ。

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_1sq

彼が以前に手掛けたアルミニウム製の”クラウド・チェア”での、球体が集まったような形状をもとに、ハッテン氏は同じ形をした”レイヤー・クラウド・チェア”を制作した。

 “レイヤー・クラウド・チェア"は840平方メートルの、クヴァドラのDivina生地を使用し、アリゾナのペインテッド砂漠にそびえる岩の層の色彩を参考にしている。「私は織物に関わるデザインをしたいのです。」とハッテンは語る。

「素材を用いて表面を覆うのではなく、素材そのものでひとつの作品を作りたいのです」

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_4

このチェアのレイヤーはそれぞれが異なった色彩で、100色近くが使用されている。ひとつの生地が個別に引き延ばされ、CNC装置を用いてカットされ、ひとつひとつ手作業で重ねられていく。

「”レイヤー・クラウド・チェア”で、リチャード氏は、カラフルな花火のように劇的にディスプレイされるべき、バロック調の家具を制作した。」と、2014年のミラノコレクションにおける、Kvadratのエキシビジョンの責任者、Hans Maier-Aachen氏は述べた。

Layers Cloud Chair by Richard Hutten for Kvadrat_dezeen_3

このチェアは、4月9日から13日までのSalone del Mobileの期間内における、Kvadrat's Divinaのエキシビジョンの一部として、ミラノで披露される予定だ。

YOYはランプシェードを映し出すライトで"フツーの部屋にユーモアをもたらす"

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ミラノ2014:日本のデザインスタジオYOY(ヨイ)は、今週ミラノで、壁にランプシェードの形を映し出すランプと、2つ折りにするとイスになるラグを発表しました。

YOY collection in Milan 2014

このラグや2つのランプ以外にもYOYの新しいコレクションには、重力をものともしないようなトレーや壁に取り付けられる引き出しシリーズがあります。

YOY collection in Milan 2014

「この展示会では、製品と空間の間に新しい物語を作り出そうとしました。普通の部屋にユーモアを取り入れて不思議な感覚を作り出したいのです」とDezeenに語ったのはYOYの共同創立者の小野直紀氏。

YOY collection in Milan 2014

テーブルとフロアランプはどちらもアルミニウムとプラスチック製。白熱電球を使うのではなく頭部にLEDライトを組み込んでいます。そこに穴が開いていて、近くの壁にシェードの形が映し出されます。

ラグの内部には厚さ10ミリのアルミのシートが入っているため折りたたんだ時にはひと1人の重さに耐える十分な強度があり、イスとして使うことができます。黒い布地はポリエステルの伸縮性素材です。

YOY collection in Milan 2014

Protrudeと呼ばれる木のトレーはテーブルの端に危なっかしく乗っかっているように見えますが、実はステンレスのクリップで固定されています。

YOY collection in Milan 2014

引き出しは壁掛け用にデザインされていて、内側には鏡がついているため実際よりも深さがあるように見えます。プラスチック製で、サイズはスモール、ミディアム、ラージの3種類、色は黒と白の2色があります。

YOY collection in Milan 2014

これらの作品は4月8日~13日のミラノで開催されたミラノサローネ国際家具見本市、Fiera Hallのサローネ・サテライトのブースD-43で公開されていました。

YOY collection in Milan 2014

 





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