ミラノのアート集団Carnovskyはロンドンにあるバー・ギャラリー「DreamBags-JaguarShoes」の店内壁紙を照明の色によって変わって見えるものに変え、新しいアート展示を作り上げた。
「RGB」と呼ばれるこの展示は、壁紙が赤、緑、青、黄色にプリントされ、様々な絵が重なって描かれている。これを色付き照明を通して見ると、色によって違った絵が見える用な仕組みになっている。
赤の照明で見ると迫力ある動物が、青の照明では猿が、緑の照明で見るとジャングルの植物の絵が見える。
ショー開催中に期間限定のプリントも発表される。
「DreamBags-JaguarShoes」というネーミングは、1980年代に使っていた二つのショップ名をそのまま使っている。当時の看板はまだショップの入り口に飾ってある。
この展示は2011年9月21日まで行う予定。
イメージ:Jeff Metal、JaguarShoes
下記はCarnovskyからの説明文:
RGB by Carnovsky at DreamBags-JaguarShoes
RGBは「表面の深さ」をテーマに冒険した作品である。
RGBデザインは表面で色彩が刺激合い、変化する様子を表現している。
RGBのテクニークは、原色をそれぞれ使った三つの違う絵を重ね合わせて出来ている。
二重焼はあるが、三つの絵を一緒に映し出すことは我々にとって未知の世界であり、チャレンジであった。
色は混ざり合い、線と形も絡み合ってしまい、きれいに写しだすことが出来なかった。
照明用カラーフィルターを通して見るときれいに重なり合った絵を見ることが出来た。
フィルターの色は赤、緑、青。
それぞれのイメージには、三つの絵が重なり合って生きていて、動物たちが生きる三つの世界観を表現している。同時に隠れている世界からはっきり見える世界へ、暗い所から明るい所へ、面で表現できる違った世界を感じることが出来る。
我々は「ジャングル」をコンセプトにした作品をずっと作りたかった。今回ジャングル特有の世界観をこの展示で表現することが出来た。この展示には最新の作品、また限定作品も展示される。
ジャングルのいきいきとした世界観、様々な植物、隠れた変わった生き物などが冒険心をくすぐり、新たなテーマ「夜」へと導きだしてくれた。
初めてRGBのプロジェクトの「The black series」(ブラック・シリーズ)を今回発表する。
それらは、オリジナルRGBプロジェクトと原理は同じだが、向きを変更したりしている。背景は黒で色のフィルターを通して見ると写真の用に見える。
「DreamBags-JaguarShoes」のスペースの作りは、二つに分かれている状態で、我々にインスタレーションを白と黒、日中と夜という風に分けるアイディアのヒントをくれた。
緑のフィルターを通して見るとジャングルがはっきりと見ることが出来る。赤で見るとジャングルの動物が登場し、青で見るとジャングで生きる猿と変わった生き物が見えてくる。
「Carnovsky」(カーノヴスキー)はミラノを拠点に活動するFrancesco RugiとSilvia Quintanillyが所属するアーティスト/デザイナー集団。
展示期間:2011年7月28日~2011年9月21日
展示場所:
DreamBags-JaguarShoes
32-34 Kingsland Road, Shoreditch,
London E2 8DA