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後藤史明 の手掛けるDrawing Vessels

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Drawing vessels by Fumiaki Goto

もし、どういうことかカップの底で絵を描きたくなったら。後藤史明は鉛筆の芯を作るのと同じ、陶器とグラファイト(黒鉛)の組み合わせでこの器を制作した。制作は泥、グラファイト、水を混ぜたものを型に流し入れ、炭の中に一部を埋め込んで焼成するという工程で行う。

Drawing vessels by Fumiaki Goto

焼成中、一番上の部分は空気に触れるため白くなり、下の部分は空気に触れないため鉛筆の芯になる。

グラファイトの段階的なグラデーションで、白い上部を持つことで手を汚さずに底のとがった部分で線を描くことができる。小さなスタンドがついており、黒い粉を撒き散らしたり黒く汚さずにおくことができる。

Drawing vessels by Fumiaki Goto

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Drawing vessels by Fumiaki Goto

下記は後藤史明による説明
鉛筆の芯は陶器の一種

これらの器は泥しょうにグラファイト(黒鉛)を混ぜ高温で焼成することで出来ていて、鉛筆の芯と同じ技法で作られています。そのため陶器であると同時に描くための道具でもあるのです。

Drawing vessels by Fumiaki Goto

特殊な方法で焼成のため普通の白い陶器の部分と鉛筆の芯になる黒い部分が出来、白と黒の混ざったグラデーション部分にはその両方の特性があります。器の白い部分を持ち手を汚すことなく鉛筆として使うことができます。


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