建築家のフランク・ゲーリーは、ニューヨーク・シティにあるタワーの地下に劇場を設置した。(写真:James Ewing/OTTO)
新しいシグニチャー・センターは、今年のはじめにオープンし、3つのオーディトリアムを備えている。一番大きいものは299人までの観客を収容し、同じ区域内にあるシアターカンパニーの以前の本拠地と同じレイアウトを持っている。
重ね合わされた合板のプレートは、 音響効果を高めるための、壁表面のテクスチャーとしてデザインされている。
更に合板のパネルが、 199席のシアターの壁表面とバルコニーを覆っているが、ここではダークブラウンに染色されている。
3つ目の上演スペースは長方形のコートヤード劇場で、さらに建物の中には2つの大きなリハーサルスタジオも備わっている。
シグニチャー・センターは、はじめ1990年代に建てられ、最初の計画ではグランド・ゼロに新しい本拠地を移転する計画だった。しかし予算の削減により、42番街にある住居とホテルを備えたタワーの下層部分に移転するという代替案が選択された。
昨年末、ゲーリーは世界有数の一流建築家、デザイナーたちとの提携を結ぶよう招待を受けた。Dezeen Wireで詳しく見る。
Dezeenで掲載した「波形のファサードを持つ超高層ビル」や「オーケストラ・アカデミー」を含むゲーリーのデザインした他の建物。
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写真:James Ewing/OTTO