新しく出来た近隣の2つの図書館の1つは、木材とガラスでできた格子柄の外観で覆われています。この建物はアジャイ・アソシエイツによる建物で、ワシントンDCで開館します。
外側のガラスの奥には、がっしりとした木材の箱があり壁に奥行きをもたらし、建物の底部に窓下のベンチを作りました。浮き屋根が壁に覆いかぶさり、2倍の高さのあるアトリウムの上にある格子柄模様のガラスの天井を保護しています。
市の東側にあるフォートデービス公園にある、Francis Gregory 図書館には、大人、子供、ティーンエイジャーのための読書スペースが設けており、公共のミーティング用の部屋や一連の会議室もあります。
今週、デビット・アジャイはテイト・リバプール・ギャラリーにおいてビチューメンで覆われたパビリオンを発表しました。
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写真撮影: Edmund Sumner
デビット・アジャイからの詳細な情報は以下のとおりです:
アジャイ・アソシエイツ、ワシントンDCの公共図書館を公表
アジャイ・アソシエイツによるコロンビア地区のための近隣の図書館であるウィリアム・オー・ロックリッジ/ベルビュー図書館と、Francis Gregory図書館が公開されました。この新しい建物を簡潔に説明すると「柔軟性があり、入りやすく、人々を招き入れる」という言葉になります。そしてこのような図書館は、従来の閉ざされた類型学に対抗し、都市的で文化的なプログラムをもって、社会的要素を伝えていきます。
Francis Gregory図書館
「Francis Gregoryでの私たちの役目は、本を読み、話を伝えることの新しい方法を提供することです。従来の閉ざされた建物より、この建物は入りやすく、オープンになっており、張り出し屋根が人を迎え入れる入口をつくり、人々を内部に招き入れます。公園を大きくしたものと考え、ただ人を集める場所というだけではなく、じっくり考え、学ぶ場所だと考えました」―デビット・アジャイ
Francis Gregory図書館のスケッチのような雰囲気は、森にある建物を指しています。この建物はハフォートデービス公園内のパビリオンにあります。講演の景色は内部で組み立てられる一方、外観は木々の密集している構成と、すばらしい自然環境を反映して補っています。街路から見ると、この建物は光の変化と共に現れて、公園を眺めるレンズの役割をしています。2階建ての図書館は、図書館の主要な3部門である大人、十代の若者、子供のサービスを行なっています。また、公共の打ち合わせ場所や会議室もあります。
エネルギーと環境に配慮したデザインの評価制度である環境性能評価システムで銀を獲得し、このデザイン戦略は持続可能性の高いものであり、自然の植物を利用し、張り出し屋根を使って冬には日光が最大限に照らされるようにして、夏は太陽光をコントロールしています。この屋根が人々を中へと招き入れて、街から効果的に移動する空間を与えます。
構造システムは幾何学的な外観を反映しており、カーテンウォールと屋根を支えています。一方、四角形のネットワークを開放することで公園の内部と外部をつなげています。多くの窓には奥行があり、窓の隙間に座ることができます。この建物周辺を訪れた人たちは、景色を満喫し、楽しむことができます。建物の中にあるパレットは、多くが材木を再利用したもので、森林設定の印象を与えます。