プロダクトニュース:オランダ人デザイナーのペペ・ハイコープ(Pepe Heykoop)はどんなガラスビンやボトルも切子のような花びんに変身させてしまうペーパーカバーを製作し、 ムンバイの貧しい女性たちの生計を手助けしています。
紙の花びんはすべてムンバイの赤線地区のパルデシ地域の女性たちの手作りです。ハイコープのいとこが設立した“小さな奇跡財団(the Tiny Miracles Foundation)”とペペ・ハイコープがワークショップを立ち上げました。「最終目標は、8年以内にこの700人のコミュニティに健康管理や教育や仕事を提供して、ここを貧困から脱出させることなんです」とハイコープは語ります。
花びんは加工した紙で出来ていて、白かグラデーションのかかった緑色のブロック型をしています。封筒に入れて持ち運びができ、縮めて大きさの違うボトルに合わせることもできます。
ハイコープは慈善事業的なデザイン活動で知られていて、小さな奇跡財団がこれまでに手掛けたプロジェクトには、羊の皮を使ったパッチワークで作ったランプシェードや皮で覆った伝統的な水がめなどがあります。ペペ・ハイコープによるデザインについてのDezeen記事はこちらからご覧いただけます。
Dezeenでは、薄い合成紙を巻いて作ったものや平らな段ボールシートを折り曲げて作ったものなど、似たような花びんをご紹介しております。花びんのデザインや紙のデザインに関するDezeen記事はこちらからご覧いただけます。
写真撮影:Annemarijne Bax