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アムステルダムの建築事務所による3Dプリントをした運河にある住宅の計画

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オランダのスタジオ、DUS建築事務所は初めての3D印刷をした住宅の建築への競争に参加しました。建築計画にはアムステルダムにおいて実物大の運河での住宅に印刷するというものです。

3D printed canal house by DUS Architects

DUS アーキテクツは住宅の構成を成している箇所に現場で、目的に応じて作成するKamerMakerというプリンター(写真上および下)で印刷する予定であり、これから6か月間の間に作業を始める計画です。

「今年は、外観全体と最初の部屋を徐々にプリントしたいと思っています。」と建築士のHedwig HeinsmanはDezeenに述べました。「それから数か月、数年かけて他の部屋をプリントします」

3D printed canal house by DUS Architects

KamerMakerはオランダ語で「ルームメーカー」という意味です。高さは3.5メートルで船のコンテナに入れています。どの建物の構成要素も1:20の段階でテストをし、プリントをしてからKamerMakerで1:1の段階でプリントすることになっています。

3D printed canal house by DUS Architects

写真上:KamerMakerでプリントした丸窓の枠

この住宅は市の北方にあるBuiksloteの運河沿いにある開発地区で建設する予定です。この場所は3Dプリントをした建築事務所の研究拠点としての役割を行うことになります。「この場所をイベントスペースとして建築したいと思ってます。」とHeinsmanは述べています。「ここにプリンターがあり、どのようなプリントも展示されることになります。テストをし、学びを得るには非常に有意義なことです」

住宅の2回と外観はポリプロピレンからプリントされることになりますが、建築士は最終的にバイオプラスチックと、その場でリサイクルされたプラスチックを使うことを望んでいます。

3D printed canal house by DUS Architects

運河の家の最初の箇所が完成したら「ウェルカムルーム」として使い、建築士は他の部屋をデザインし、プリントする予定です。

どの部屋にも研究テーマに沿うようにしています。「料理の部屋」では3Dをじゃがいものでんぷんでプリントし、「政策の部屋」ではプリントされた構造に、どのようにして許可を得るのか考えなくてはなりません。

3D printed canal house by DUS Architects

他の部屋ではデザインをテストしたり修復する作業場を兼ねています。「リサイクルの部屋」ではプラスチックのボトルのような使用済みのものを細かく裁断してKamerMakerの印刷物にします。

「建物の土地を3年間持っていましたので、同じ期間続くことについては非常に自信があります。しかし、私たちの目的はもちろん、より長い期間続くことです。」とHeinsmanは述べました。「配置を変える必要があった場合でも、総てを裁断して、新しいところに建てるという考えがあります。」

最初の3Dプリントをした住宅の完成させる競争はすでに進行中です、ロンドンの共同体であるSoftkill Designが最近発表した計画では、3週間でプリントし、1日で組み立てるプラスチックの住宅があり、一方オランダの企業であるUniverse建築事務所ではメビウスの輪をベースにしてプリントした住宅があります。

DUSアーキテクツの過去のプロジェクトには泡でできたパビリオン傘で作った飛び出すバーがあり、どちらもロッテルダムの通りにあります。

3D printed canal house by DUS Architects

3DプリントのデザインでDezeenが過去に取材した中には風刺ダンサーのDita Von Teese のためにデザインした、フロアと同じ長さのナイロンガウンと、燃費のいい3輪車があります。3Dプリントの記事についてはこちらをご覧ください。

このプロジェクトについての詳細はDUSアーキテクツのウェブサイトをご覧ください。


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