ロンドンデザインフェスティバル2013:デザイン会社のStudio GlowackaとMaria Fulford Architectsは、1500メートルの波打つような紙の帯を用いて、今週ロンドンで開催された、100% Designの展示会のパビリオンを造り上げた。
Studio GlowackaとMaria Fulford Architectsは、流れるような白い紙を正方形のフレームにまとわせて、「Paper Space」と名付けられた会場席に、その場限りの天井を造り上げた。
天井部分以外の余分な紙は床に向かって垂直に降ろされ、このスペースの中心部との境界線を生み出している。
来場者は、この天井に使われている紙ロールのアイデアをシェアできるよう、その場で切り取って持ち帰ることができる。「紙は、コミュニケーションのための真っさらなキャンバスであり、アイデアの受信機なのです」と、Maria Fulfordは語った。
「Paper Spaceは、隣接する他の出品者の設備から拝借した明かりでイルミネートされ、隣の照明のコンディションに左右される事なく、まるで紙でできたカメレオンのように、そのキャラクターを変化させます。」と彼女は付け加えた。
このスペースの中には、UCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)バートレット校建築科の生徒達による、オーダーメイドの机も設置されている。それは、5ミリメートルの厚さのスチール製のプレートと、ホワイトオークで作られている。
Paper Spaceは、明日まで開催されている100% Designの、トークやディベートなどのイベントの期間中、設置されている。
今年のロンドンデザインフェスティバルでの他のインスタレーションには、「V&A博物館の正面扉に取り付けられた5000個の回転する風車」や「テート・モダン美術館の外庭に設置された、エッシャーのだまし絵のような15の階段のインスタレーション」などがある。
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写真:Alastair Browning