ニューヨークの写真家、Randy Scott Slavinは、アメリカの街並と自然の景観の写真とを繋ぎ合わせて、この”オルタナティヴ透視画像”シリーズの新作を生み出した。
Randy Scott Slavinは、アメリカ中で撮影した写真に画像処理を施し、360度のパノラマにする。デジタルマッピングによるステレオ投影によって、彼の”オルタナティヴ透視画像”の2シリーズは生み出された。
そこには、タイムズスクエアの巨大なLEDビルボードや、世界貿易センターが以前あった場所の新しい建物、イーストリバーを横切る橋のシリーズなどの、ニューヨークシティの景観が含まれている。
この1組の写真は、最初の写真よりも風景志向で、ほとんどのエフェクトは、写真中央部の空と水の周辺にかけられている。
ビーチ、森林、砂漠、そしてマイアミやロサンゼルス、ロングアイランドにあるブリッジハンプトンなどのロケーションで撮影された都市の風景だ。
Slavinは、ポストプロダクションまで、一式の写真画像が360度のパノラマとして成功するかどうか予測できないと説明した。
「シリーズ1を撮影している時、何をどうすれば最高の”オルタナティヴ透視画像”を作れるのか、なんて絶対に分からないことに気づきました。」と彼は述べた。
「時々、ありふれたような景観を撮影し、ポストプロダクションの段階で、それが素晴しいものになることを発見するのです」
Slavinは写真を撮るために、厳しい天候や屋外での生活に耐え、野生生物と遭遇した。「蟻、蚊、クラゲ、日焼け、雨(たくさんの雨)、凍えるような風、危険な氷上の移動など、私が”オルタナティヴ透視画像2”を撮影している間の経験は全く喜ばしいものではありません」と彼は言った。
最近では、Slavinはたったひとつの限定版を作成するよりも、購入しやすい印刷の作品を作っている。
「オルタナティヴ透視画像のシリーズ1では、非常に高価な限定版の印刷を行いましたが、多くの作品のファンには手が届かず、非常に残念でした。」と彼は述べた。