ロンドンを拠点とするMoxon Architectsは、ロンドンのサウス・ウエストの、グレード2に登録されているタウン・ハウスにて、現代的なガラス張りの増築を完成させた。
Moxon Architectsは、トータルで4分の1以上ボリュームを増やすため、この住宅の最上階に新しいフロアを設け、地下階の裏側にも増築を施した。
内部のパーティションを撤去してレイアウトを再構成し、部屋数を少なくすることで、より広いオープンプランのリビングスペースを確保して、この物件を一変させた。
「このプランの責任者は、元の構造を、新しい素材を設置して空間を介在させる為の幾何学的なガイドとして扱ってきた」と建築家は述べた。
1階の中庭は、自然の光を地下の階へと引き込み、石灰で塗装されたオーク材の階段を備えている。
階段には、据え付けの本棚や格納式のライティングデスク、隙間収納や本棚として使えるステップ等がある。
地下階からは、裏側の中庭庭園へと出入りができる。
Moxon Architectsは以前、馬車小屋だった建物を、くぼみを設けて植物を吊るしたスチールのフェンスの背後に隠れる形に改修した。
dezeenで最近掲載した、その他の住宅のリフォームでは、「階段と本棚を結合させたロフトスペースの改築」や「家族の住居に改修された、砕いた石材の厩舎」等がある。
写真:Simon Kennedy.
Moxon Architects:からのさらなる情報
チェルシー・タウン・ハウス
Moxon Architectsは、チェルシーにあるグレード2に登録された住宅の改築を完了させた。このプランの責任者は、元の構造を、新しい素材を設置して空間を介在させる為の幾何学的なガイドとして扱ってきた。
この空間は根本からすべて再構成され、数は少ないが、より広くて快適な部屋を提供し、上と下にそれぞれ新しいフロアを設けて、この家の広さを4分の1以上大きくしている。
元々の構造は、新しいレイアウトの中で、以前の構造の枠組みを踏まえて作られた新しい空間の壁や床、天井の異なる素材や仕上げの中に、痕跡として残されている。
この幾何学様式は、空間を利用するための枠組みをつくりあげた。つまり循環性や、これらの幾何学の中に確立された利便性である。と同時に、この住居はより明るく開放的になり、クライアントのニーズを反映するものになった。
石灰で塗装されたオーク材の階段は、地下に光を深く差し込む新しい2階を見渡すことができ、内側には高さのある本棚や、引き出せるライティングデスク、隙間収納、本棚として使えるステップ等を備えている。