Image may be NSFW.
Clik here to view.
この錆びた鋼鉄の塔はオーストラリアの建築事務所 Marte.Marte Architects の設計によるもの。オーストラリア西部の町郊外で発掘されたローマ遺跡を探す旅行者の役に立っています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Marte.Marte Architects の Stefan Marte はBrederisにある古代の交差点に建つ2つのローマ時代の邸宅の遺跡の間に建造物を造りました。もともとの建物の形跡はあまり残っていないため、新たなインスタレーションは地上の目印となっているだけです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
「この発掘場所が離れた場所からも分かるように、塔のような彫刻を作りました」とMarte は Dezeen に語っています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
高さ10mの塔は主にコルテン鋼で作られ、地上に近い部分はガラス張りの箇所があり中心部分は空洞なのが分かります。これによりやって来た人々は地下の遺跡を覗き込むことができます。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
「塔は拡大鏡のような働きをしていて、歴史とじっくり向き合うことができるのです」と建築家は語ります。Marte がこれまでに手掛けたプロジェクトには、荒削りのコンクリートの壁を持つ別荘やねじれたコンクリート橋などがあります。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
塔の片側にはフロアが続いていて、隣の壁にはローマ時代の品々のレプリカが展示されています。どちらもプリウェザード加工が施された鉄鉱を使って作られ、リベットで留められています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
「自然な感じと純粋さからコルテン鋼を選びました。この広大に続く景色の表情豊かなランドマークとして理想的な素材なんです」と Marte は言います。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
「ステンレススチールのリベットの質感がローマ時代の鎖の甲冑の複雑な形を連想させます。」
Image may be NSFW.
Clik here to view.
遺跡の発掘中に掘り出された石は2つの邸宅の土台の上の背の低い壁に使われていたもので、壁がもともと建てられていた場所を示していました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
写真撮影:Marc Lins
以下は Marte.Marte Architects によるプロジェクトの簡単な解説です。
Feldkirchのローマ時代の邸宅 2008
Brederisのローマ時代の邸宅の発掘場所は、この地域にローマ人集落があったという重要な歴史を物語っています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
異なるタイプの2つの家の遺跡の土台の間に、歩いて中に入れる彫刻を作りました。円盤型の塔と台形の土台に沿って壁があるスペースは、さまざまな発掘物の展示場所となっています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
全体にコルテン鋼を使用することで歴史的なオーラを持つこの場に溶け込み、自由形式の彫刻の効果を強調しています。そしてこの遺跡発掘現場をランドマークにするのに役立っています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
平面図 - クリックして画像を拡大
クライアント:City of Rankweil
所在地: 6830 Rankweil-Brederis
Image may be NSFW.
Clik here to view.
断面図 - クリックして画像を拡大
Architecture: Marte.Marte Architekten ZT GmbH, Weiler
Arch.DI Bernhard Marte
Arch.DI Stefan Marte
作品スペース: 42㎡
Image may be NSFW.
Clik here to view.
正面図 - クリックして画像を拡大