ロンドンを拠点とするデザイン事務所ポストラー・ファーガソン(Postler Ferguson)は、先月開催されたベオグラード・デザイン・ウィークでこのコンセプチュアルな機内食トレーを発表しました。
この作品はドイツ語で「軽食」を意味するブロートツァイト(Brotzeit)と名付けられ、小石のようなカプセルに詰められた地元で生産された生鮮食品もデザインの一部で、小石型カプセルは木箱に入れて持ち運ぶことが出来ます。
ベオグラード・デザイン・ウィークは2011年5月23~25日に開催されました。
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以下はデザイナーによる紹介です。
ブロートツァイト
エコノミークラスの食事を再考
LH466 エコノミークラス
デュッセルドルフからマイアミ / 2011年2月3日
飛行時間:10時間15分
チキンライス野菜添え、海老のサラダ、アプリコットケーキ
エコノミークラスの旅行者が「いい機内食だったなぁ」と覚えていてもらうために、デザインはどうやって貢献できるでしょうか?航空会社は利用者と最も接点のある場面で、どうやって自分達のブランドを再構築できるでしょうか?ルフトハンザ航空の利用者がまるでブランドそのものの香りや味を楽しむように、機内食の味や食感や香りでフライトを覚えていたとしたら、素晴らしいチャンスではないでしょうか。
私たちポストラー・ファーガソンは、「ブロートツァイト」デザインを作り上げました。これは利用者にどのように機内食を届け提供するか、そしてどのような製品が選ばれているのかを、航空会社のトップ達に今一度考え直してもらうことを目的としています。
食品はすべて地元の専門業者から航空会社に届けられ、それぞれのブロートツァイトボックスに詰めることが可能です。世界中どの地域にもお惣菜、生鮮食品、サラダ、ピクルス、ジャムなどの「簡単に持ち運べる」食べ物がたくさんあります。こういった食品は持ち運ぶために作られているのですから、未来の航空会社はこのヘルシーで多種多様な食文化を活用すべきだと思っています。ブロートツァイト(軽食)ですよ!