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高田浩一建築設計事務所によるTREEレストラン

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TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

オーストラリアを拠点に活躍する建築家 高田浩一氏が手掛けたこちらのシドニー近郊のレストランの中心には、羽根状の板をつかった天蓋が広がっています。

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

TREEレストランでは、木のような形をした柱を中心にくるくる廻る回転寿司を楽しめます。

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

照明はすべて羽根板とフィルターに隠れています。

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

Photography is by Sharrin Rees.

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

レストランの建築やインテリアに関するDezeen記事はこちら>>

以下は建築事務所による紹介です:


高田浩一建築設計事務所

TREE

現代のインテンリアデザインが自然の特色やよい所をどうすれば上手く具体化できるのか、私達は仕事を通じて探求しています。桜が満開の時期の日本の伝統的なお祭りである「お花見」を再現する、という食のコンセプトをご提案しています。桜の木の下での食事は、春の訪れを祝う社交的イベントです。このコンセプトは日本食をお出ししていることを示しているだけでなく、地域の皆さんにとっては「大きな木」の下に集って食事をする場所を象徴し、またオーナーにとっては木を育てるように事業を育てていく場所の象徴となることを願っています。

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

私たちは、木陰が作り出す居心地のよさや静けさを目指しています。木材の輪郭が木々の枝のようになり、スシ・トレイン・レストランを自然空間へと変貌させているのです。木材で出来た枝の間に、ところどころ照明がついています。照明はスシ・トレイン(回転寿司)の道を明るく照らし、レストランの中を歩くと照明の具合も変わり、自然光のランダム感を真似たものになっています。

TREEはこの事業の成功のために注がれた労力や努力を象徴するものとなりました。枝は周りに広がり、食事を楽しむ人々と働く人々に囲まれています。木材はCNC技術を使用して加工され、ゴミを最小限に抑え、正確で緻密なデザインを実現しています。ガブーン材のマリン合板を使うことにより木材の暖かさが生まれ、風合い豊かな壁の良さを引き出しています。こういった要素のコントラストが、中央のTREEとその下にあるスシ・トレインを引き立てているのです。

TREE Restaurant by Koichi Takada Architects

プロジェクト名:TREEレストラン
スシ・トレイン サザーランド店
オーナー:ウスイ ゴロウ氏
場所:Shop 2 & 3, 570 Presidents Avenue
Sutherland, NSW 2232
Australia
面積:198平方メートル
完成:201012月
設計チーム:高田浩一建築設計事務所
施工チーム:ダレン・サドラー/フィンプロジェクト
写真:シャリン・リーズ
施工:高田浩一建築設計事務所


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