日本の建築家、隈研吾は、カフェやワークスペースのある大阪のオンラインレストランガイドの内装を、レイヤー状の木製ボードを用いた縞模様で仕上げた。
隈研吾は、ぐるなびのための2ヵ所のスペースのインテリアをデザインした。一方は展示スペースや日本のレストランガイドのインフォメーションセンターとして、もう一方はカフェとして利用される。
双方のスペースは同じデザインコンセプトのもとで設計され、家具としての機能を備えた景観を生み出すため、合板のレイヤーを用いた外観を造り上げた。
「内装を地形のように仕上げるために、木のパネルを積み重ねました」と隈氏は語る。「旬の様々な種類の食べ物が、木製の地面の上に並べられます」
「Shun*Shokuラウンジ」のカフェでは、木製ボードが1つのコーナーに床から天井まで積み重ねられ、中央にはカウンターを設け、側には座席が加えられている。
同様にワークスペースでは、ボードの地層が部屋の角を包み、棚や机、そして座席を形成するために、様々な高さに広がっている。
「Shun*Shokuラウンジ」
2つのスペースは両方とも、3面のガラスの壁と背後の頑丈な壁によって囲まれており、大阪の鉄道のメインステーションにある商業施設の向こう側へ通じる通路によって隔てられている。
同じようなレイヤーの効果が、隈氏の手掛けたダンディーのV&A美術館のデザインにも用いられている。この美術館は、昨年8月に建築の許可が下りた。