ベルリンの団体The T-Shirt Issueはジャージ素材の布を薄く切り、4つの切子面のある服を作りました。スエットシャツが地面に溶けていく段階を捕らえています。
The T-Shirt IssueのHande Akcayli,、Murat Kocyigit、Rozi Rexhepiは日常の洋服を分解し、新しい形にします。
「私たちのアプローチはTシャツのような非常に日常的なものを最も小さく意味を持つものまで崩し、元々の形とは離れた新しいものを作ることです。」と述べています。
最新のプロジェクトであるMeltでは長袖のスエットシャツを4つの段階にまで崩し、ジャージ素材のかたまりにしました。
始めは簡単に識別できる切子面のある形で、その後の布はそれぞれ、まるで溶けている様にしわくちゃで折り目があります。
袖は上の部分と合体し、裾は水平になるまで外に向かっています。
「溶けることで私たちは実生活の自我を形作り、壊しています」とデザイナーは述べています。「多角形それぞれが異なる人格からなり、個人的な経験を通じて成長する過程を象徴しています。それぞれの段階で、自我はだんだん社会的構成と自己中心を手放していきます。残っているのは可能性のるつぼです」
このデザインを創るため、スエットシャツの高解析度の3Dスキャンが分解され360の多角形となり、形が重なったところが強調されるように折り目をつけました。
3D動画のツールが3つ以上の形を作り変形させるために使われ、多角形の量はそれぞれ減るようになりました。
データでの画像がスエットシャツの「溶けている」状態を4段階にして表しています。
ジャージ素材はそれからカード上にレーザーで切断し、縫い合わせます。中に厚紙を入れ、服の形を固定するように強化します。
MeltはNew York Fashion Weekの期間中、Gallery R'Pureにおいて2月6日の午後7時から展示されます。
画像データでは4段階でスエットシャツが「溶けて」いるのを見ることができます。
Dezeenでは2008年にThe T-Shirt Issueが作った人間の体をスキャンして型紙を作るというデザインを特集しました。このプロジェクトはDezeen Book of Ideasにも含まれています。
画像データではスエットシャツが4つのステージで「溶けて」いるのを見ることができます。