中国南部でレンタサイクルのお店の設計プランの依頼を受けたオランダの建築設計事務所のNL Architectsは、屋根を競輪場にしたら楽しいのではないかと考えた。
建物の最上部にある、カーブのついた自転車クラブ用の競技トラックは、屋根となってガラスのはめ込まれた外壁を覆い、一階のお店とカフェの日よけとなる。
ここで自転車を借りると、中央の階段を上ってトラックにそのまま行くことができようになっており、階段はそのまま観客が座る場所にもなる。
建築家は現在設計デザインの詳細を練っている。
他に一見の価値ある競輪場といえば、今年夏のオリンピックのために完成されたこの競輪場。画像はこちら。
以下はNL Architectsからの詳細。
住宅会社のVANKEから、現在我々が携わっている中国南部の巨大リゾートの一施設として自転車クラブの設計を依頼されました。
この自転車用の施設には自転車のレンタルショップとカフェが入ります。
突きだした屋根はこの地の南国気候にとても適しています。
最上部が大きければきっと他の機能も持たせることができるでしょう。競輪場はどうでしょう？
楕円形の競輪トラックには優雅な曲線からなる急な傾斜角（バンク）がついているので、ひさしが湾曲して上向きになり、思いのほか機能的なパゴダ（層塔建築）となっています。
